老化を進める「AGE」という物質の名を耳にしたことはありませんか?
パンケーキ、食パン、焼きおにぎり、お好み焼きなどはすべて褐色ですが、これはタンパク質と糖質を含む食材を加熱すると生じるメイラード反応が起きているから。実は、このメイラード反応によって、AGEが大量に発生するんです。そう述べるのは、糖尿病専門医の牧田善二さん。AGEは、人間の身体を作っているタンパク質を攻撃し、その機能を低下させる働きがあるそうです。
牧田さんの著書「老けない人はこれを食べている」(新星出版社刊)では、AGEの含有量は食べ物によって大きく変わると書かれています。老化予防にはAGEを大量に含むものを避けるのが先決で、代表例としてフランクフルトソーセージ、ベーコン、フライドポテトの3つが紹介されていました。
とくに、フライドポテトは100種類以上もあるAGEのうち、超悪玉といわれるアクリルアミドを含んでいるのだとか。じゃがいもやとうもろこしなど、糖質を多く含む食品を高温で加熱すると生まれるそうです。フライドポテトやポテトチップスは桁違いにアクリルアミドを含むそうなので、極力食べないようにすることを勧めています。
パンケーキやフライドポテト、ポテトチップス。どれも大好物という人は多いはず。でも、この事実を知ると、日頃の食べ物を考え直したくなりますね。