9月25日に行われた格闘技イベント「The Battle Cats presents 超RIZIN」の朝倉未来─フロイド・メイウェザー戦で事件が起きた。
元プロボクサーのメイウェザーは、現役時代50戦50勝で史上初めて無敗のまま5階級制覇。格闘界では誰もがリスペクトする伝説の男だ。ところが、試合前の花束贈呈を担当したごぼうの党代表・奥野卓志氏が、メイウェザーの前で花束をマットに投げ捨てるという暴挙に出たことで、日本中からバッシングが巻き起こっている。
試合後には、RIZINの榊原信行CEOが試合後にリング上に登場。「本当に情けない、恥ずかしい行為を働いた人間がいます」「本当に品性下劣な男をこのリングに上げたことを、この場を借りてお詫びしたいと思います。すみませんでした。本当に悔しいです」と奥野氏を厳しく批判した。
「奥野氏は会社経営者で、今年7月の衆院選に向け、6月に『ごぼうの党』を設立。衆院選には11人の立候補者を立てたが、全員落選しています。今回の花束贈呈は420万円で権利を購入したといいますが、神聖なリングにサングラスかけたまま上がり、映像が世界中に配信されている中での無礼な振る舞いには、ボクシングの世界バンタム級3団体統一王者・井上尚弥や、朝倉の弟で総合格闘家の朝倉海も激高。未来への花束贈呈を担当したラッパーのZeebraや観戦していたきゃりーぱみゅぱみゅも厳しい口調で批判し、各所から最大級の批判が飛び交っています」(芸能ライター)
奥野氏にはなぜあのような行動をとったのか、その意図を説明してもらいたところだが、それと同時に気になるのが、奥野氏を支持していた著名人たちの対応だ。
「なんといっても朝倉未来本人が、スポーツアドバイザーとしてごぼうの党の顧問を務めています。今回の件は奥野氏の独断と思われますからまさか擁護はしないと思いますが、顧問を辞めるのかどうか。もし、やり続けるとしたらメイウェザーに対して失礼にあたる。ネット上でも『ケジメを付けないとダメ』という意見が多く聞かれます。また、参院選でごぼうの党に賛同していた俳優の山下智久や山田孝之、ロックバンド『ONE OK ROCK』のボーカル・Takaは、この騒動に今のところだんまりを決め込んでいます。彼らからすればとんだ巻き添え事故でしょうが、それでも奥野氏を支持し続けるのか。ぜひ今回の一件についてのコメントを聞きたいところです」(前出・芸能ライター)
特に、山下はボクシング漫画の金字塔「あしたのジョー」の実写映画で主演しており、このままスルーしているとイメージ悪化にも繋がりかねない。今ごろ頭を抱えていることだろう。