やはり“天下のキムタク”は気遣いの人だった。モデルでタレント・滝沢カレンが、俳優・木村拓哉と共演した際の意外なエピソードを明かしている。
滝沢は、今年4月から6月までテレビ朝日で放送されたドラマ「未来への10カウント」に、満島ひかり演じる高校教諭の妹役として出演。撮影現場では「本当に夢みたいで。木村さんも満島さんも別世界の人たちで、“お邪魔します”みたいな」気分だったというが、座長の木村とは話す機会が多かったという。
10月11日放送の「踊る!さんま御殿!!」(日本テレビ系)で、滝沢は撮影現場での様子を「木村さんは黙っている時間がないくらい、ずっとお喋りされています」と説明。滝沢が「さんま御殿」で独特なオリジナルソングを披露した放送回の翌日にもドラマ撮影があり、番組をチェックしていた木村がそれを鼻歌で歌っていたというのだ。
さんまによると、木村は「さんま御殿」を毎週欠かさず見ているとのこと。滝沢の歌は「おにぎりってなんで三角じゃなきゃダメなの~」という歌詞の特徴的なメロディだったが、木村は現場のエレベーターを降りる際にそれを鼻歌で滝沢に披露したのだとか。
木村はドラマや映画の撮影現場では率先してムードメーカーを買って出ることが多く、2020年1月放送のフジテレビ系ドラマ「教場」の現場でも、共演者とのコミュニケーションを重視。いい意味での緊張感を保つことができたと語る一方、「これは少しかわいそうだったんだけど、待ち時間に背もたれを使う人が誰一人いなくなって(笑)。それくらい緊張感のある現場でした」(19年12月22日『フジテレビュー!!』)とも語っていた。
「木村は撮影中、たとえ待ち時間であっても楽屋には入らず、ほかのキャストやスタッフと交流する時間に充てることで知られています。滝沢は『10カウント』における主要キャストではないものの、前日の『さんま御殿』でのネタを本人の前でさりげなく披露する優しさには、ネット上で『座長として気を遣いながらみんなに話しかけてたって感じなのかな。単純に凄いと思う』『共演者やスタッフに対してサービス精神が旺盛なプロですね』などの称賛が上がったほか、『音程もよくわからない、おにぎりの歌、よく覚えたなぁ』といった声もありました」(テレビ誌ライター)
口ずさむのではなく、さりげない鼻歌だったという点も、木村らしいオシャレな気遣いだったと言えるだろう。
(木村慎吾)