昨年のM‐1王者・錦鯉の渡辺隆が笑福亭鶴瓶にウソをついてしまったことを12月12日放送の「世界まる見え!テレビ特捜部」(日本テレビ系)で告白した。
「ウソでしょ? こんな事ある? という体験」があるかどうか聞かれた渡辺は20年ほど前、芸人になりたてのころのエピソードを披露した。渡辺が下北沢駅にいると、おじさんに声をかけられ、きっぷの買い方を教えてほしいと頼まれたという。そのおじさんはなんと笑福亭鶴瓶。大物芸人とのまさかの接触に緊張しつつも、渡辺はきっぷの買い方を教えてあげることができ、乗車案内もしてあげたそうだ。
ところが、ここで緊張のあまりとんでもないミスをしてしまう。鶴瓶を目的地とは逆の方向の電車に乗せてしまったのである。
このことを最近になって鶴瓶に話したところ、鶴瓶はこのアクシデントをしっかりと覚えていて「あれお前かー!」と怒られたと明かした。
渡辺にとっては痛恨の失敗。一生忘れられない黒歴史といったところだろう。
しかし、こればっかりは仕方ないのではないかと渡辺を擁護する声もある。
「下北沢駅には小田急小田原線と京王井の頭線が通っています。鶴瓶さんがどちらを利用してどこへ向かっていたのかわかりませんが、以前の下北沢駅構内は少しわかりづらい造りになっていました。小田急と京王の改札が一緒だったこともややこしく感じる理由でしょう。現在は別改札になり、だいぶわかりやすくなりました。あの当時、渡辺さんが鶴瓶さんを逆方向に乗せてしまったのも理解できます。大物芸人を相手に緊張していたのならなおさらです」(芸能ライター)
こうしてネタになったことで、「20年前の失敗」は帳消しになったと考えてよさそうだ。