女優の広瀬すずにとってはあまり気持ちのいいネタではなかっただろう。
2月14日放送の「ラヴィット!」(TBS系)にて、お笑いコンビ・令和ロマンの松井ケムリと高比良くるまのトーク中に飛び出した“イジリ”発言にネットがザワついたようだ。
MCの麒麟・川島明から番組の感想を振られた高比良は、「いや、凄いです。こんなにたくさんの人が働いてる所に連れてきてもらって」と興奮ながらに切り出し、「だって、もう音声さんとか。え? 何でこの仕事に就こうと思ったんですか?」とスタジオの音声スタッフに語りかけたのだ。
松井がすぐに「食わず嫌い王の広瀬すず?」とツッコミ、川島も「小さく炎上した」と合いの手。その後も高比良の悪ノリは止まらず、「どうしていろんな仕事があって、照明さんとか音声とかなろうと思ったんですか?」と広瀬の過去発言を完全再現していた。
「2人がイジっていたのは、2015年6月放送の『とんねるずのみなさんのおかげでした』(フジテレビ系)で大炎上を巻き起こした広瀬の問題発言です。収録当時まだ16歳と若く、自らを『ドライな性格』と表現する彼女に対し、MCのとんねるず・石橋貴明が『テレビ局の照明さんなんかを見るとどう思うの?』とスタッフに対する印象を質問しました。これに広瀬は『どうして生まれてから大人になった時に照明さんになろうと思ったんだろう』『何で自分の人生を女優さんの声を録ることに懸けてるんだろうって考えちゃう』『本当に(マイクの)棒を‥‥声を録るだけでいいの?』などと、人を俯瞰して観察してしまうと説明。しかし、世間からは“裏方批判”だと解釈され、“小さな炎上”どころか、大きなバッシングを受けています」(テレビ誌ライター)
「食わず嫌い」放送翌日にはツイッターから「誤解を与えるような発言をしてしまい申し訳ありませんでした」と謝罪し、その後の8年間で女優としても人としても大きな成長があった広瀬。まさかコンビ歴5年目の若手芸人に、このタイミングでイジられるとは思ってもみなかっただろう。
(木村慎吾)