楽器やスポーツなどは日々の練習が欠かせないのに、子どもが習い事に前向きにならない……。そう感じたら、練習方法を変えてみてはいかがでしょうか。「やる気が出ない」「楽しく練習できない」という場合にオススメの練習方法を紹介していきましょう。
■10分程度の短い練習時間にする
前向きになれていないときに長時間の練習を課してしまうと、子どもが楽しく取り組むことは難しいもの。まずは短時間でよいので、全力で集中する時間を確保するようにしましょう。短時間であれもこれも練習はできないので、練習箇所を絞ってあげることも重要なポイントです。10分間思いっきり向き合えば新しいことが1つできる実感を得られるようになると、できることを広げていけるようになります。
■達成しやすい目標を設定する
目標に近付いている気がまったくしないのでは、練習を重要視できないのも当たり前かもしれません。練習した分だけ実力が高まっている実感を得られることが、前向きな取り組みを後押しします。少し練習したらできるようになる小さな目標から設定して、少しずつレベルを上げていくようにしましょう。
■大人も一緒に練習する
大人の役割は子どもをチェックすることではなく、子どもが行う練習をサポートすることです。ですから、チェックする役割を担うのではなく、お互いがライバルのようなイメージで一緒に練習に没頭してはいかがでしょうか。子どもは孤独を感じることなく、楽しく練習に打ち込みやすくなります。切磋琢磨しあえる関係性になると、お互いに練習が楽しくなり、上達しやすくなります。
楽しくないのに無理に長時間練習させても、なかなか成果は出ません。まずは、楽しみながら目標に向かって取り組めるようにサポートしてあげましょう。小さなステップをクリアしていくことで、気付けば大きなステップに挑戦できるようになりますよ。
(Nao Kiyota)