「休日はあるのになぜだか心身が休まらず、疲労を回復させられない」と悩んでいませんか? いまの過ごし方ではうまくいかないと感じたら、次のように工夫してみると見える世界が変わるかもしれませんよ。
■疲れの原因を探る
身体的な疲労は、ストレッチなどのケアや食生活・運動習慣の改善、十分な睡眠などで解消しやすいですが、“疲れ”はそれだけとは限りません。デジタル機器に触れ続けることでの疲労やストレスであれば、デジタルデトックスする時間をつくる必要がありますし、社会や家庭での人間関係に疲れを感じている場合は、そういった環境から離れて一人の時間をつくる必要があるかもしれません。どんなことに疲労やストレスを感じているかが明確になると対処しやすくなりますから、どんなときに「疲れたなぁ」と感じるのか、自分と向き合ってみつけることが大切です。
■リフレッシュも休憩のひとつだと認識する
身体を休めるだけでなく、趣味を楽しんだり家族や友人と楽しく過ごしたりすることでも、心身をリラックスさせることができます。また、まったく体を動かさずに過ごすよりも適度に運動をしたほうが、寝つきがよくなって疲労回復効果を高められるケースも。「ゆったり過ごせないから休めていないのでは……」と不安になったら、「自分にとって負担になっていないか」を考えてみてください。「体力は使うけどリフレッシュには大いに役立っていて、休日の過ごし方としてはいいかも……」と感じたら、無理に遊びを控えず楽しむことで疲労回復力を高めましょう。
■自分を労わる時間をつくる
ただ身体を休めるだけでなく、ていねいにストレッチをしたりマッサージサロンで施術してもらったりして、“自分を労わる”時間を設けましょう。30分~1時間程度の短時間でもOKです。「自分を大切にして、休む時間を確保できている」という実感が、心の負担を軽減させてくれますよ。頑張った自分を讃えたり、自分や自分の身体に感謝したりする時間をつくると、心の疲労回復にも役立ちます。
「休めていない……」と感じる心には、原因や背景があるはずです。いまの状態のどの部分を改善したいのか、どんなふうに自分を休めたいのかに向き合って行動を変えていくと、自分らしい休み方にたどり着きやすくなりますよ。
(Nao Kiyota)