このところ、かなりの高齢でも様々に現役で活躍しているベテラン俳優たちは、「デキる後輩俳優」の実名を聞かれることが多いようだ。
6月23日放送の「ぽかぽか」(フジテレビ系)では、妻の池波志乃と一緒に生出演した中尾彬が、MCの澤部佑から「今の若い役者さんはどうか?」と質問された。
いったんは「いないねえ」「みんな同じ顔してるもん」とバッサリ。しかし澤部が「最近そん中でもいないですか?こいつよかったみたいなのは」と食い下がると、中尾は「あたしの世代の下では佐藤くんね。浩市くん」と回答。さらに「その下はねぇ…」と考えながら出てきたのは「あえて言えば岡田」。岡田准一かと確認されると、「そうそう」「なんか見てると、鳥肌が立つような芝居をする」と称賛した。
一方、6月18日放送の「なりゆき街道旅」(フジ系)に出演した笹野高史は、お笑いトリオ・ハナコの秋山寛貴から、若手の俳優が気になったりするかどうかを質問されると「若い人たちは芝居が新しい。すごい勉強になるし刺激される」「あんな芝居をしてみたいと思うけれど、できるわけありませんね」と発言。さらに「役者は『うまい』と言われたらバカにされたと思えと教えられてきた」「ボクは『あの芝居、いいね~』『いい』が最高評価」と説明した。さらに菅田将暉、木村拓哉、小池栄子の芝居が「いい」と大絶賛。「心地いいからずっと見ていたい」と目を細めた。
「名前が挙がった5人は誰もが納得でしょう。それよりも中尾が現在80歳、笹野は75歳と5歳しか年齢は違いませんが、自身より下の世代の役者を見ている目線が、まったく違うことに驚かされました」(女性誌記者)
日本のエンタメ界を支える実力派の役者が数多く誕生することを願うばかりである。