恋愛で傷付いたことってありますか? 片思いで気持ちが届かない、恋愛中のいざこざ、すれ違い、不貞したりされたり、フッたりフラれたり……。中には、好きな人ができないとか、ひとりの人だけを愛せないとか、さまざまな問題を抱えている人もいるでしょう。そう考えると、恋愛は“傷”の宝庫といってもいいかもしれませんね。
だけど、少し工夫をすれば傷を最小限に抑えることができたり、傷付いても立ち直りやすくなったりできるんです。工夫としていちばんのオススメは、“あまりに過大な期待をしない”こと。これは、相手にも自分にもです。
カレがいる場合、つい相手に「もっとこうして欲しい」と期待をし過ぎることがあります。あるいはカレがいないとき、「こんな人と付き合いたい」と大き過ぎる理想を持ってしまうこともあります。期待し過ぎはNGなんです。期待ばかりが大きいと、ダメになったときにがっかりしてしまうからです。
最初からあまり期待をしない──でもこれは、ネガティブとはまた違う価値観。「人生いろいろ、悲しむこともあるさ」と、悟った気分で“どっしり構えて生きましょう!”ということなんです。そんな生き方をしていくには、どんなときも自分で心を落ち着けられる“なにか”があるといいですね。
例えば、みぞおちのあたりを指先でさすってみたり、深呼吸をしてみたり。あるいは、耳たぶを少し強めにひっぱってみるなど、こうしたカラダからのアプローチならすぐにできますし、これだけでも大分落ち着きます。もっと深く落ち着かせるには、ヨガや書写など、少し時間をかけて心をコントロールする趣味をやってみるのもよいでしょう。
メンタルは意識次第でかなり強くなります。多少のことでは凹たれなくなりますよ。
安藤房子(あんどうふさこ) 作家・恋愛心理研究所所長。離婚を機に日本初の恋愛カウンセラーとして独立。メールカウンセラーの草分け。心と身体両面からのアプローチで婚活・恋活女子を応援。著書は韓国・中国でも翻訳出版。心理テスト作成やメディアでMCとしても活躍中。