最近の若い世代は、あまりお酒を飲まないそうですね。20代の2人に1人がお酒を飲まないか飲めない、そして3割は焼酎を飲まないというデータもあります。なるほど、ビールやワインでたまに乾杯くらいはするけれど、多くは飲まない、濃いお酒は飲まないという方向性のようですね。
そういえば、海外ではお酒を飲まないデートがトレンドにもなっているそう。素面でいるから、ちゃんと記憶のある中で人間関係を構築できるし、時間を有意義に過ごせるメリットがあると人気のようです。
一方、少し大人世代ですと、「お酒があるほうが恋愛しやすい」という意見が少なくありません。お酒の席ということで、酔いにまかせてちょっと大胆な会話ができる。手をにぎったり、座っている距離を縮めたりしやすいという効果を感じる人もいるようです。確かに、酔いの効果については、飲める人なら誰もが感じていることなのではないでしょうか。
実際、「ちょっとビールを飲んでいるときのほうが相手に魅力を感じやすい」という実験データもあるんです。このビールによる心理効果を【ビアゴーグル効果】といいます。
ビールを飲むとドーパミンの分泌量が上がり、相手が魅力的に見えるそう。また、酔いの効果で相手の顔が左右対称に見えてくるようなのです。スゴいですね、ビール! このビアゴーグル効果はとくに男性にみられる効果ですので、あなたがあまり飲めなくても、男性に少し飲んでもらえば親密度アップにつながりそうです。
また、「ワインを少し飲むほうが親密になりやすい」というデータもあります。こちらの場合は、飲んだ本人の魅力アピールにつながるそうです。楽しくビールを飲むだけでなく、オシャレにワインでも親密になれるということですね!
というわけで、結論からいうと、“少しのお酒は恋愛を加速する”ということです。ただし、飲み過ぎて態度が悪くならないよう注意。飲みたくないなら、無理に飲んだり飲ませたりしないことです。ひとつのデータとして参考にしてくださいね。
安藤房子(あんどうふさこ) 作家・恋愛心理研究所所長。離婚を機に日本初の恋愛カウンセラーとして独立。メールカウンセラーの草分け。心と身体両面からのアプローチで婚活・恋活女子を応援。著書は韓国・中国でも翻訳出版。心理テスト作成やメディアでMCとしても活躍中。