マンションを買えるほどに頑張っていたようだ。
7月24日に再放送されたNHK連続テレビ小説「あまちゃん」第97回では、ヒロイン・アキ(能年玲奈)の両親がどのようにして出逢ったのかが明かされることに。若き日の春子(有村架純)を口説き落とした正宗(尾身としのり)の回想に、アキが「パパ、かっけー!」と笑顔を見せる場面があった。
若き日の正宗(森岡龍)は、春子が鈴鹿ひろ美(薬師丸ひろ子)の影武者として「潮騒のメモリー」などをレコーディングしていたことを知っていた、ただ一人の人物。春子の歌声を聴くためにひろ美のシングルを買いまくり、いつの間にかひろ美の大ファンにもなっていた。
そんな正宗のタクシーを、アイドルをあきらめて上野駅から地元に帰ろうとした春子が偶然拾うことに。しかも上野から世田谷に戻ろうとした際にもまた正宗のタクシーに乗ったことをきっかけに、二人は結ばれることとなった。
そんな馴れ初めに視聴者が感心するなか、正宗自身が春子のために仕事を頑張っていたことも示されていたというのである。
「正宗の自宅は東京・世田谷区のマンション。画面に映し出されたリビングは相当広く、アキが使っていた部屋や正宗自身の寝室などもありますから、かなり高価なマンションであることは確実です。世田谷のどこかは不明なものの、第74回にて同級生に遭遇したシーンではマンションがわりと駅近であることも示されていました。つまり正宗はタクシー運転手として、このマンションを買えるほど稼いでいたことになります」(週刊誌記者)
しかし東京都のタクシー運転手は平均年収が400万円ほど。この収入では世田谷に大きなマンションを買うのは難しいはず。
妻の春子が働いていたかどうかは定かではないものの、アキを連れて岩手に出戻った際に仕事を辞めたと明かす場面がないことから、会社勤めはしていなかった可能性が高い。そうなると正宗一人の収入で、あれほどのマンションを買えるものだろうか?
「現在の正宗は個人タクシーとして営業しています。個人タクシー事業者になるためには10年間の勤務経験が必要で、一方で正宗は21歳の時にはすでに大江戸タクシーで働いていましたから、30代前半で個人タクシーになったのでしょう。個人タクシーは本人の頑張り次第で年収1000万円も狙えると言われており、どうやら正宗は個人タクシーとして相当優秀だったのではないでしょうか」(前出・週刊誌記者)
春子にファンだと熱弁した際には、酔っ払いに絡まれるなどイヤなことがあっても、春子の歌声のおかげで耐えられたと吐露していた正宗。彼がマンションを買えるほどに稼げていたのはやはり、春子と結婚できたからに違いなさそうだ。