協調性の高い女性って、好印象な場合が多いですよね? 気の利く人といわれ、友だちの間では食事会を仕切ったりみんなの意見を尊重したりすることもあるので「〇〇ちゃんはいい人だよね」と高評価されます。
でも、協調性が高いということは、恋愛では意外とマイナスに働く場合が多いのです。どういうことなのか。恋愛シーン別にみていきましょう。
■出会いのチャンスを逃してしまう
合コンなどの大人数が集まるパーティー。世話役に徹し過ぎて、自分がメンバーたちと会話をする機会を逃していませんか? もちろん、そうやって世話係をすることで性格のよさをアピールはできます。でも、そうしている間に周りの友だちは、せっせと男性たちに接近してコミュニケーション。それにはかなわないんです。
出会いは恋の生命線。みんなのことを考えるのも大事ですが、ちょっとは自分を売り込む気持ちが必要です。
■初デートでカレに合わせ過ぎて次に進めない
やっと好きな人と初デート。こんなときには、カレの話にうなずいたり趣味に理解を示したり、食事のワンプレートを分け合えたりできる協調性はもちろん大切です。ただ、協調性のあり過ぎる女性の場合、「そうですね」「うん、そう思う」ばかりが続いてしまい、相手の心をときめかせなくなるのです。
数回に一度はカレの話に「そうなの? それって私は違う意見かな」とジャブを投げかけみてください。喧嘩にならない程度に意見を言うことで、会話が活性化します。それと、別れ際に次のデートをちゃんと約束することです。協調性のあり過ぎる女性は男性から言い出すまで待つケースが多いですが、カレの「また連絡するね」で終わらないようにしてください。「次いつにする?」と、可愛く聞いてしまいましょう。
■恋愛というよりカレのお母さん的な恋人になりがち
協調性の高い女性は、なんでもカレの言いなりになりがち。なので、付き合ってお互いの部屋を行き来するようになると、カレのために料理することはもちろん、部屋の掃除や洗濯までしてしまいがちです。「それが私の幸せよ」という場合は“あり”ですが、「本当はもっと対等に会話を楽しんだりお互いを尊重し合えたりする関係になりたい」という場合は、付き合い初めが肝心です。
必要以上にカレの身の回りの世話をしてあげないこと。一度やってあげてしまうと、男性は「やってもらって当然」と思いがちです。自分は恋人とどんな関係を築いていきたいのか? それを考えながらカレと過ごすようにするといいですよ。
いかがでしたか? 協調性がある女性のみなさん。その素晴らしい魅力を生かしながら、恋愛にマイナスにならないように気を付けてくださいね。
安藤房子(あんどうふさこ) 作家・恋愛心理研究所所長。離婚を機に日本初の恋愛カウンセラーとして独立。メールカウンセラーの草分け。自己肯定感アップ術や詩作、色彩心理学を通したセラピーの他、姿勢改善や呼吸法、ストレッチやダイエット術など心と身体両面からのアプローチで婚活・恋活女子を応援。著書は韓国・中国でも翻訳出版。心理テスト作成やメディアでMCとしても活躍中。