フィギュアスケートGPシリーズのアメリカ大会で、宇野昌磨選手が4回転ジャンプを3本決め、みごとに優勝を決めた。大喝采のうちに幕を下ろしたアメリカ大会だが、日本のファンの間ではブーイングが起こっていたという。
「大会にではなく、放送時間へのブーイングです。宇野選手はショートプログラムで89.15の1位発進でしたから、FSではどんな演技をするか注目の後半戦だったのです。それなのに男子のFSは日曜日の深夜2時55分からという時間帯での放送だったんです」(スポーツライター)
昨シーズン、同じくシニアデビューで宇野選手を破った因縁の金博洋選手との対決。しかも宇野選手は世界初の大技「4回転フリップ」に挑戦‥‥。話題性十分なのに深夜放送であったことに、納得できないファンが多かったようだ。
「真夜中とはいえ放送されるのは、今のスケート人気を大事に思っているということの表れなんですよ。何しろ昔は羽生選手がフランス大会で2位を取ったのに、放送されませんでしたからね。これでも、テレビ界がフィギュアに注目していると言えるんです」(民放テレビ局員)
宇野選手が羽生選手のライバルとなる頃には、ゴールデンタイムに応援ができるようになっているかも?
(芝公子)