【らんまん】朝ドラに下ネタを投下か、万太郎の女好きは史実を反映していた!

 こんなドストレートな下ネタが展開されるとは、驚いた視聴者も少なくなかったようだ。

 9月8日放送のNHK連続テレビ小説「らんまん」第115回では、主人公の万太郎(神木隆之介)が2カ月にわたる東北での植物採集旅行から帰京。溜まりに溜まった欲望を美貌の妻・寿恵子(浜辺美波)にぶつけんとする姿が描かれた。

 明治30年当時には辺境の地だった渋谷にて、商売を始めようとしている寿恵子。万太郎がいない間に渋谷を歩き回り、精緻な地図を描いていた。その商売について相談すべく、寿恵子は万太郎に「今夜はお疲れですか」と質問。すると万太郎がデレデレした顔を見せたのである。

「万太郎は『わしはまだ寝とうない』と返しつつ、『なんせ…2カ月ぶりの寿恵ちゃんじゃあ!』と、妻に抱き着こうとしました。まるで深夜ドラマかのような展開に、視聴者からは《朝ドラで下ネタ!》と驚きの声が続出。寿恵子にその気はなかったものの、二人の夫婦生活を鑑みれば万太郎が夫婦の営みを期待するのも当然だったのです」(テレビ誌ライター)

 なにしろ万太郎のモデルである牧野富太郎博士は、13人もの子供を設けるほどにお盛んだった人物。明治時代には令和の現在とは比べ物にならないほどの子だくさん家庭が珍しくなかったものの、さすがに13人となると寿恵子のほうも大変だ。実際、作中でも寿恵子はしょっちゅうおなかを大きくしており、視聴者も心の中では<この夫婦、またヤったのか…>と呆れていたことだろう。

 しかも万太郎に至ってはどうやら、寿恵子以外の女性にも目が向いている可能性があるというのである。

「万太郎のモデルである植物学者の牧野富太郎博士は、出資者が手配してくれたメイドにも手を出したり、援助された研究資金を色街で使い果たすなど、夜の活動も旺盛でした。さすがに朝ドラでそんな女好きぶりを描くわけにはいきませんが、万太郎があまりにも好人物に描かれていることもあり、制作陣も今回ばかりは下ネタテイストの演出をぶち込んできたのかもしれません」(前出・テレビ誌ライター)

 作中では次女の鶴代がまだ赤ん坊だが、牧野夫妻はこのあとさらに5人の子供を設けていた。実際には一軒家に住んでいた牧野夫妻だが、「らんまん」の作中では貧乏長屋に居住。どうやら長屋の外まで、万太郎と寿恵子のお盛んぶりが響き渡っていたのかもしれない。

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