「何事にもつい一所懸命になってしまい、毎日どっと疲れてしまう……」ことはありませんか?
納得いくまで全力で取り組むことはとてもよいことですが、疲れ過ぎてしまうのであれば調整が必要かもしれません。その調整こそが難しい……と思ったら、次のような心構えで向き合ってみてはいかがでしょうか。
■緊張感や達成感が疲労を“隠す”と知っておく
集中力が切れたり疲れたからやめたいと感じたりするのはカラダのSOSサイン。しっかり休憩を取ってリフレッシュするべきですが、「いやいや、集中力が足りないのは実力不足」とそのまま作業を続けてしまう人も多いものです。最後までやり切らねばならないという緊張感や、やり終えた後の達成感で疲労は隠されてしまいがち。実はかなりの疲労が溜まっている状態で作業をしているのだと知って、適度に休憩を組み込むことが大切です。
■完璧を目指さない
「私がやったことに不足があると思われたくない」と思えば思うほど、どんな小さな作業でも完璧にこなそうとしてしまいがちです。ダブルチェックの環境があれば、ある程度はチェックする人に任せる気持ちで80点を目指しましょう。自分の力を過信し過ぎずに、周りの人に頼る姿勢も重要です。
■明日でいいことは明日に回す
「少しでも時間が余れば明日やる予定だったことまで今日終えてしまう」癖はありませんか? 効率よく進めて少し時間が余ったのなら、自分へのご褒美としてしっかり休憩を取り入れることも大切です。タスクが詰まっているとどうしてもより多くこなしたいと思ってしまいますが、2回に1回はご褒美タイムにするなど、調整しながらゆとりを持った計画を立てましょう。
多少無理をしてもこなせているうちは問題だと思わなくても、不調や実力の低下を感じると大きく自信を失ってしまいます。自分を労る気持ちを忘れずに、力を入れる部分とそうでない部分を上手に織り交ぜて、疲れのサインを見逃さないようにしましょう。
(Nao Kiyota)