「1番好きな人よりも2番目に好きな人と結婚したほうがいい」と聞いたことはありませんか? でも、1番好きな人と結婚するデメリットってどんなところにあるのでしょうか。
■好き過ぎる弊害とは?
心理学には「最小関心の法則」という概念があります。これは、相手に関心がない人の方が相手との関係で主導権を握れるというもの。つまり、惚れている側はいつも相手に振り回されてしまうということでもあります。“惚れた弱み”という言葉も、この心理学の法則から生まれたのかもしれません。
本当に好きな人と一緒になると、「相手から嫌われないように……」といつも考えて不安になりますよね。結婚してからも相手の気持ちを探るようにしながら生きなければいけないのって、かなりツラいものです。
■2番目に好きな人はスペックで選べる!?
もし、1番好きな人の収入がよくなかったり、家事を分担することへの理解がなかったりしたらどうでしょうか。「好きだから……」という気持ちはもちろん大切ですが、そのために自分が家計を支えないといけなかったり、家事をすべてしなければならなかったりとなると、それはそれで大変ですよね。
一方、2番目くらいに好きな人なら、年収や価値観などは自分が結婚したいと思っている人物像に合った人と結婚できる可能性が高まるのです。
■結局は1番目と2番目どちらがよい?
結局、1番目に好きな人と2番目に好きな人、どちらと結婚したほうが幸せなのかは、あなたの気持ち次第といえるかもしれません。相手に主導権を握られる恋愛でも、「一緒にいられれば幸せ」と考えるのなら1番好きな人と。自分が思い描く「理想の夫婦像が叶う相手と結婚したい」なら、2番目に好きな人と結婚するのがよいかもしれませんね。
大山奏(おおやまかなで) 大学で心理学を専攻し心理カウンセリングを学ぶ。心理学を恋愛やライフスタイルに応用して楽しむ方法をいつも考えている。アロマテラピスト、カラーセラピスト、整体師でもある。多くの媒体で恋愛コラム、ハウツーを執筆中。