新生活のスタートとなるこの時期。新たな引っ越し先では、近所の人と気持ちよく付き合いたいものですよね。でも、意外と迷惑をかけていることに気付かずにいることも。そこで今回は、近隣トラブルを予防する新居での確認ポイントを3つ紹介していきましょう。
■エアコン室外機の位置
三菱電機霧ヶ峰PR事務局が2023年12月22~24日に実施した、東京・大阪在住の男女600名を対象とした『エアコンの室外機に関する調査』では、隣家や近隣の住宅の室外機が気になった経験がある人は14.2%で、具体的には「窓を開けると隣家の室外機から吹き出てくる風が気になった」「夏場、庭先の植物に熱風があたる」「深夜、室外機の稼働音がうるさくてなかなか寝付けなかった」といった声がありました。
置いてある場所によっては、風向きや音などで近隣トラブルが起きる可能性もありそうですね。この調査結果を受けて三菱電機の久田優美さんは、室外機設置時に近隣環境へ配慮したいポイントを5つ挙げています。
●隣家の窓や玄関に近い場所での設置はなるべく避ける
●吹き出し口を隣家や玄関の方に向けないようにする
●室外機のファンにホコリやごみ等があたることによって起こる異音を防ぐため、ホコリが溜まりづらく風通しのよい場所を選ぶ
●室外機の周りには風をさえぎるものを置かない
●近隣住民が通る場所(マンションの場合は隣室のベランダ)にドレン水が流れないようにする
ドレン水とは、室内機で空気を冷やす際に出た排水のことで、ドレンホースで外へ排出する必要があります。冬場は、ドレン水が凍結する恐れもあるので気を付けましょう。また、古い室外機ほど騒音になることもあるようです。10年以上経過している場合は買い替えも検討したいですね。
■両隣りや階下の住人への騒音
マンションやアパートなどの集合住宅では、両隣りや階下へ音が迷惑にならないような生活をする必要があります。どうしても足音が響いてしまうようなら、スリッパを履いたり防音カーペットを敷いたりするなどの具体的な対策も必要です。
■ゴミ捨てのルール
集合住宅におけるゴミ捨てルールを守らない人は一定数いるものですが、そういう人はお隣りさんたちから毛嫌いされていることでしょう。ゴミを出す日が決まっている地域では、当日の朝にしか出してはいけないルールが一般的。そのため、前日の夜からゴミを出すなどはNG。ルールを守って当日の時間までに出しましょう。守れる自信がないのなら、24時間ゴミ出しできる家を借りるのも一案です。
いかがでしたか? これまで近隣トラブルに悩んでいた人は、今回の新生活ではトラブルにならないよう、ぜひしっかりと対策してくださいね。