相方・河本太とのギャラ折半について「良くないですよ」「やめてくれって言ってるんだから」と語っていたお笑いコンビ・ウエストランドの井口浩之だが、その言葉がついに現実となったようだ。4月24日、泥酔状態だった河本によるタクシー運転手への暴行騒動を受け、所属事務所タイタン・太田光代社長が金銭的なペナルティを科したことを明かしている。
河本をめぐっては、乗車拒否をされたと勘違いしてタクシーの車体後部を蹴り上げ、運転手と取っ組み合いのケンカを起こしていたと報じられた。光代社長は一部メディアの取材に対し、騒動発覚後にはウエストランドの2人を呼びつけ、3時間以上の説教をしたほか、2つのペナルティを科す決断をしたという。
一つは、酒を飲む上でのルールを設けること。そして、河本にとって非常に大きな制裁となるのが2つ目で、これまでのウエストランドのルールだったギャラの折半を解消するというものだ。殆どのバラエティー番組に井口はピンで出演しているのが現状だが、その分のギャラはこれまで井口と河本で折半してきた。
しかし、今回の件を受け、光代社長は「健全ではない」とし、「河本も責任を持って稼がないといけないし、そうしないとまたこういうことが起こる」と折半ルールを解消させたと報告。当初、井口のほうがルール変更に戸惑いがあったというが、最終的に納得したと明かしている。
「ちなみに井口は4月21日に出演した日本テレビ系『愛の褒めごろし〜私しか知らない棘あり処世術〜』の中で、“無気力芸人”と呼ばれる河本とのギャラ折半という不公平な現状について聞かれ、『だから良くないですよ。僕は良くない、やめてくれって言ってるんだから。最初に決めたから、ただやってるだけで』とグチを漏らしていました。また、コンビ結成から16年も続けてこられたのは『僕がスゴいってことですよね』と表現し、解散についても『全然してもいい』とまで宣言。もちろん、実際に解散する気はないのでしょうが、奇しくも、同番組は河本が暴行騒動を起こした20日の翌日に放送されたもので、かなりタイムリーなめぐり合わせになってしまいました」(テレビ誌ライター)
河本がタクシーを蹴ったことがキッカケで勃発した今回のケンカ騒動。その代償はあまりにも大きい。
(木村慎吾)