King&Prince(キンプリ)の周辺が慌ただしい。5月21日、グループとしての新会社「株式会社King&Prince」を設立したことが判明。メンバーの高橋海人と永瀬廉は、「STARTO ENTERTAINMENT(STARTO社)」とグループとしてエージェント契約を結んだようだ。先輩グループのTOKIO、嵐に続いての契約だが、
「TOKIOや嵐はベテランで実績もあり、半独立のような契約もわかりますが、キンプリが新会社とは意外でしたね。固定ファンはいますが、現在Number_iとして活動している3人が脱退し、2人体制になって以降、勢いが落ちています。このタイミングで新会社を作るメリットは何でしょうか…」(スポーツ紙記者)
そんな中、さらなる懸念材料も注目のマトだ。現在放送中の春ドラマ2作品で、2人それぞれが主演を務めているが、あまり評判がよろしくないというのだ。キー局の編成担当が言う。
「高橋主演の『95』(テレビ東京系)は、小説が原作で1995年の渋谷を舞台としたストーリー。チーマーを主役にして、半グレや暴走族などと覇権争いをする内容のドラマです。高橋は渋谷の抗争に巻き込まれる主人公を演じてますが、第6話でヒロイン役の松本穂香と唐突にベッドシーン。ヒロインが“ゴム”使用を拒否するという演出で、キンプリファンからSNSで悲鳴があがりました。5月20日 の第7話ではドラマ終盤なのにもう一つ盛り上がりに欠ける展開でした。結局、アイドルの高橋が“ゴムなしベッド”だけが印象に残るドラマになりそうです」
一方、永瀬主演の「東京タワー」(テレビ朝日系)については―。
「2001年に刊行された小説が原作で映画化もされていますが、演出に工夫がなく、令和の時代らしからぬシーンが目立ちます。特に、大人の切ない恋愛を描くべきところが、演出がわかりやすさに走ったせいか、やりたい盛りの大学生が、20歳以上年の離れた都合の良い既婚女性と性行為をしたいだけ、という印象の作品になってしまっています。05年に黒木瞳と岡田准一でが演じた映画版では、よけいな台詞を排除したのが好評でしたが、今回は連ドラ化したことで中だるみが起きている。キンプリファンからも、ただ永瀬が中年女性とやりたいだけのドラマは見たくないとの批判の声があがっている」(前出・編成担当者)
主演ドラマの評価がイマイチのままだと、新会社を設立して早々に人気が急落する可能性もあるとの指摘も。
「現在は熱心なファンに支えられ、2人体制でも何とかCDセールスは好成績ですが、熱心なファンがCDを複数枚購入したりという動きも聞かれます。YouTubeの再生回数を伸ばすためにSNSで呼びかけてもいるとか。そのうえドラマの視聴者からファンが離脱すれば、歌手活動にも影響しかねない。一方のNumber_iはCMや海外進出などで話題だし、歌番組のパフォーマンスでもインパクトを残していますからね」(前出・スポーツ紙記者)
新会社を設立早々、正念場を迎える“2人体制キンプリ”の次の一手に期待したい。
(渡邊伸明)