『家事ヤロウ』『中居正広の土曜日な会』『ソレダメ! ~あなたの常識は非常識!?』とか、番組独自のランキングやマニアさんオススメベスト20など、ニトリ特集があるたびに必ずランクインするのが「密閉式 カットできるバターケース」999円です。
その最大の特徴が、バターケースに針金?ワイヤー?を張ったものがセットになっていて、それを使えばバターが一気にカットできるというもの。バターナイフですくって使うより見た目がキレイだし、1切れ約5gと分かるのでレシピ見ながら調理とか食事制限している人にも便利~。でも、ホントに「ニトリ特集で毎回ランクインするほど素晴らしいの?」と気になって購入。早速使ってみました。
買ってみて分かったこと“その1”。平たいフタとワイヤーを張った枠、バターケースという3層構造。フタとワイヤー付き枠ががっちりセットになっていて、この2つでバターケースのフタになるということ。ワイヤーの枠を外して、フタを直接ケースに置いてもプカプカ浮いちゃう。この枠があって一体化してこそのフタです。
買ってみて分かったこと“その2”。ワイヤーの枠はあくまでもバターをカットするときに開けるもので、普段はフタと一体。なので、中にバターがあってバターケースとして使っているときは、ワイヤー部分はフタの内側に引っ込んでいます。使用時にフタ開けてワイヤー枠どかして……とかじゃない。フタ+枠の一体化したものを、パカっと開けてバターを取り出すという感じです。
買ってみて分かったこと“その3”。一般的なバターナイフはいらない。だってバターを削らないから。むしろバターナイフだと取り出しにくいので、もしあればミニトング、なければお箸とかでつかむのが正解です。
買ってみて分かったこと“その4”。バターナイフ置きみたいなスペースはない。しかしその分、完全密封っぽくなるので一般的なバターケースより、濃い黄色になっていくのが遅くなる気がします。とはいえ、卓上に出しっぱなしとかだとカットしたバター同士がくっつくので、使う分だけ小皿などに取り出し、後は冷蔵庫というのが正解だと思われます。
買ってみて分かったこと“その5”。バターってね、メーカーによって微妙に長さとか厚みとかが違うんだと思う。今回たまたまカットした某大手メーカーのバターは、若干長いものなのか、端っこの部分は5gより分厚くカットされることに。端っこに関しては、約5gじゃないという場合もあるということになります。
ということで結論。一般的な、バターケースに入れてバターナイフで削ってというものより衛生的な気がするし、密閉される分、保存力もアップしている気がする。もちろんだけど、マーガリンやチーズには使えません。あくまでも、バターのためのバターケースです。
そしてそして、「トースト1枚につき約5gじゃ足りないけど、約10gじゃ多いんだよね~」みたいな微妙な量でのこだわりのある人には、「昔ながらのバターケース&バターナイフで削って好きな量をどうぞ」ということになります。
カットしたバターを小皿に数枚並べると、ちょっとだけホテルのモーニング感が出るのはいいかも。「毎回ニトリのランキングに入ってくるのも納得!」の機能的なバターケースでした。
(ロドリゴいしざわ)