ここ数年の「世にも奇妙な物語」はちっとも奇妙じゃないし怖くない―そんな不満の声が聞こえていた同シリーズだが、「久しぶりに怖くてゾクゾクした」「やっと世にも奇妙な物語らしい作品を観ることができた」と称賛されているという。6月8日に放送された「世にも奇妙な物語’24 夏の特別編」(フジテレビ系)。
特に視聴者から支持されているのが、原菜乃華が主演した「友引村」。東京の大学に通う凛(原)には、仲のいい男友達・壮真とヤマトがいたのだが、ある日ヤマトの訃報が届く。葬儀に参列するために凛と壮真はヤマトの故郷・友引村を訪れる。この村の風習として、死出の旅に友引人形という木製の人形を棺に入れると説明され、その人形を作ってほしいと依頼された2人は、ヤマトのノートを説明書代わりに友引人形を制作する。
ところが、友引人形に誰かの名前を書くと、その人を死後の世界に一緒に連れていくことができるといったことが書いてあることを見つけた2人は、村から逃げ出そうとする。逃げている途中で壮真は苦しみだし、凛はヤマトの父親に刺されてしまう。が、布団の中で目を覚ます凛。ヤマトの母から、友引人形を焼くと逆さ事が起こると教えられ、隣に寝ていた壮真が、見た目は壮真だが中身はヤマトに入れ替わっていることに気付くというストーリーだった。
視聴者からは、ネット上に「原菜乃華は演技上手」「原さん、余韻のある怖さをちゃんと演じてくれてありがとう」「若いのにしっかりとした安定の演技ができる人。小栗旬社長や先輩の田中圭がきちんと指導しているのかしら?」「今回の『世にも奇妙な』でオンエアされた4本のドラマの中で『友引村』が1番良かった」といった称賛の声があがっていた。
「原は昨年10月期放送の『泥濘の食卓』(テレビ朝日系)で、演じた相手を愛するあまり嘘の事件をでっち上げたり、ストーカー化したりする高校生役を熱演。演技力の高さに感心した人が多かったようです。今回の『友引村』も、原が主演したからこそ視聴満足度が高かったのかも」(テレビ誌ライター)
この冬に赤坂アカ原作・横槍メンゴ作画のマンガが原作で、映画とドラマで実写映像化・公開される「【推しの子】」では、元子役でアイドル活動を始める有馬かなを演じる原。今から楽しみだ。