外出中に普段は使用しないものを携帯するのは億劫な面もありますが、もしものときに自分の身を守るためのものは常備しておきたいですよね。災害時、ホイッスル1つで助かる可能性が高まることもありますから、子どもにも使い方を伝えて持たせておくと安心です。
“できるだけ軽くてコンパクトに収まり、100円ショップなどで手軽に購入できるもの”という視点で、子どもに持たせたい「防災ポーチ」の中身の一例を紹介していきましょう。
■居場所を知らせる・安全を確認するグッズ
小さなホイッスルや携帯ライトは、“ここに命がある”ことを知らせたり目の前の状況を確認したりするのに役立つグッズです。ポーチを持ち歩かない場合でも、外出時のカバンに忍ばせておきたいものでもあります。
■生活・快適グッズ
ポリ袋や除菌手拭きシート、小さなハサミなど、手をキレイにしたり食事や生活をしやすくしたりするのに必要なものも常備したいグッズです。加えて、コンパクトレインポンチョやアルミシート、使い捨てカイロなど、雨や寒さを凌ぐためのグッズも入れておくとベターですね。
■お菓子・小銭
心と体の栄養補給に、甘い小さなお菓子を入れておきましょう。スマホが使えなくなったときに備えて、公衆電話が使える場合のために小銭を少し入れておくと安心です。自動販売機にも使えますね。
■緊急連絡先などの情報
近くにいる大人が助けられるよう、必要な子どもの情報をメモして入れておくと安心です。
■常備薬や絆創膏
「これがないと外では過ごせない!」というものがあれば、状況に応じて加えましょう。とくに、常備薬は多めに入れておくといいですね。
最低限の視点で紹介しましたが、これらの他にもモバイルバッテリーや救急セット、救急トイレなど、持たせておきたいものがあるかもしれません。子どもにとって無理なく携帯できる量と安心のバランスを調整し、毎日持ち出したいお気に入りのポーチに入れて携帯させてはいかがでしょうか。
(Nao Kiyota)