学校に通わず、不登校の小学生YouTuberとして活動し話題となったのは、ゆたぼんだ。
格闘家の朝倉未来や元迷惑系YouTuber・へずまりゅうなど、有名人とのコラボ動画を投稿したことで一気に知名度は上昇。彼の行動はたびたびネットニュースとなり、注目されている。
しかし、たび重なる炎上や高校受験に失敗してからはその人気は低迷気味になり、最新の動画の再生回数は数千回と、全盛期より視聴者が離れているように思える。
そんなゆたぼんだが、再生数激減のためか、最近では動画の方向転換をはかっているようだ。あるYouTubeに詳しいライターによれば、以前は時事ネタに物申したり、有名人との対談など様々な企画を発信していたゆたぼんが、6月に、何とグルメ動画を投稿しているというのだ。
食べ物系の企画は経費もさほどかからないうえ、安定した再生数を稼げるため、「北の打ち師達」はラーメンの大食いを、元雨上がり決死隊の宮迫博之は自身の経営する焼肉店の紹介やオムライス店での大食いなど、人気が頭打ちとなったYouTuberらはグルメ動画を投稿し始めると同ライターは指摘する。しかし、ゆたぼんの投稿した「ガリガリくんのあたりを出す方法」や「蒲焼きさん太郎が触って分厚かったら2枚入ってる?」といった検証動画の再生数は1万回程度。同ライターによれば、いわゆるグルメ系YouTuberのように食べ物をおいしそうに見せるサムネイルや、咀嚼音のASMRなどの技術はなく、動画のクオリティもさほど高くはなく、今のままでは今後バズる可能性は低いだろうというのである。
7月6日には、自身のチャンネルの「青年革命家ゆたぼん終了のお知らせ」というタイトルの動画の中で、今後は「冒険家ゆたぼん」として活動していくことを発信していたゆたぼん。YouTubeをグルメ系にシフトしたことも彼にとっての冒険なのだろうか。
(佐藤ちひろ)