玄関やベランダから少し出たすきに、中から子どもが鍵をかけてしまって家の中に入れなくなった……筆者は我が子が2歳の頃、このヒヤリとした事件に遭遇し、中にいた家族の助けで事なきを得ました。子どもが小さいうちは、こういったトラブルを防ぐ工夫が重要です。具体的にみていきましょう。
■いつでも鍵を身につけておく
洗濯物を干すため、ゴミを出すためなど、“すぐに戻るちょっとした外出”にこそ要注意。ほんの少しでも家を離れる場合は、モニターなどで子どもの状況を確認できる状態にしたうえで、鍵を必ず携帯するようにしましょう。筆者はポシェットにスマホとカギを入れて、外出時以外でも持ち歩くようにしました。
■ドアや窓が完全に閉まらないように工夫する
何かの作業でドアや窓の反対側に行かなければならないときには、誤って鍵がかかることがないようにドアストッパーなどで完全に閉まらないようにしておくのがオススメです。ただし、ストッパーを外されてしまうと意味がなくなってしまうため、子どもの手の届かない位置に設置しましょう。
■子どもがロックできない鍵にする
バーを動かすだけで開け閉めができるタイプの鍵は、使い方が分からない小さな子どもでも簡単に鍵をかけることができてしまいます。子どもが回しにくいダイヤル式の鍵を使用するなど、ちょっとしたいたずらでは鍵を開け閉めできないようにしておくことで、締め出されるのを防ぐだけでなく、子どもが誤ってベランダや外に出てしまう事故も防ぎやすくなります。
親が締め出されるということは、子どもを家の中に閉じ込めてしまうことでもあります。中に大人がおらず解決しにくいケースも想定できますし、炎天下に締め出された親が危険な状況に陥ることもあります。こういったトラブルは体験しないことがいちばんなので、ご自宅の状況を確認して必要な対策を講じてくださいね。
(Nao Kiyota)