アメリカ・ロサンゼルスから一時帰国中のお笑いタレント・たむらけんじが大阪市内で取材に応じ、性加害報道をめぐって文藝春秋と係争中のダウンタウン・松本人志について言及した。
松本は週刊文春との裁判に専念するために、今年1月より活動休止中。文春による一連の報道では、松本が参加した大阪の飲み会で女性をアテンドした人物としてたむらの名前も含まれていたため、これについて報道陣から問われると、たむらは「正直、本当にいわれのないようなことなんで。僕らのことなんてどうでもいいんですよ。あの人(松本)のことは、100(%)ないんです」と、改めて事実無根だとアピールした。
また、「これで人の人生が変わるとか、仕事がなくなるとか、やっぱり日本はちょっとどうにかした方がいいと思う。おかしい。これが警察沙汰になってるとかやったら、アレですけど、そんなことでもない。ちょっとやっぱり、どうかしてるなぁと僕は思います」と、10カ月が経過した松本の休止期間を「長すぎる」と嘆いた。
「文春は東京以外にも大阪や福岡で開催された飲み会について報じてきましたが、松本が提訴したのは“性的強要があった”と報じられた2015年の東京・六本木の高級ホテルで行われた宴についての記事。ここには松本のほか、女性を集めたスピードワゴンの小沢一敬、2人と親しい放送作家らが参加しており、たむらはこれに関与していません。よって、当日の様子を見ていない彼が『松本の性加害は100%ありえない』と断言できる立場でもなく、単なる身内擁護ととられても仕方ありません。そもそも裁判に専念するために活動休止を決めたのは松本自身であり、『長すぎる』というのが誰に対しての言葉なのか意味不明という指摘もあります」(芸能記者)
長年世話になってきた松本を援護したい気持ちは分かるが、係争中の事案について安易に言及することはむしろマイナスにはたらく恐れもあり、慎重になる必要があるだろう。
(木村慎吾)