職場で嫌われる40代女性が無意識にしている「癖」
いわゆる「オバサン」と呼ばれる世代の中には、日々のなにげない行動で周囲をドン引きさせている例も決して少なくありません。
本人の悪気の有無に関わらず、世間が思う「オバサン」のイメージに合致する行動であるほど周囲は冷めた目で見ている場合も…。それどころかオバサンがやりがちな行動のなかには、周囲からの信頼を失う危険な行動もあります。
元議員でありメンタル心理カウンセラーで自身も40代後半世代の並木まきが、職場で嫌われる40代女性が無意識にしている怖い「癖」に迫りました。
■伝言癖があると思われると厄介です!
「○○さんがこう言ってたよ」
「みんなもそう思ってるって〜」
「これ、私だけじゃなくて他の人も言ってるんだけど…」
こんなフレーズを口にする40代女性に心当たりはありますか?一見すると相手のためを思って伝えているようにも聞こえますが、こんな「伝言癖」のある大人は、じわじわと職場で信頼を失っている可能性も低くないのです。
■「あの人が言ってた」は信頼を損なう一言になりやすい
40代以上の大人世代に対しては、自身の経験や知見を活かして年下世代や周囲を引っ張っていってほしいと考える人は少なくありません。
だからこそ「あの人が言ってた」と伝言癖で物事を伝える人は、その姿勢に疑問を持たれるリスクが高いのです。
自分の意見ではなく、誰かの意見を伝言のように伝える人に対しては「情報源が曖昧すぎるし、本当に誰かがそう言っていたのかもわからない。聞いていても信ぴょう性がない」(40歳男性・東京都)と内容について疑問視をする声だけでなく、「いろいろな人の話も勝手にしてそうでイヤ。そういう人との会話は警戒します。大事なことは絶対に教えたくないタイプ」(36歳女性・東京都)と距離を置きたくなる理由にもなっています。
■誰がどう言っていたかよりも自分の意見を優先して
「他人が言っていたことを無邪気に伝える人」に対しては、「そもそもあなた自身の意見が見えないのだけど?」と内心で不安と疑問を抱く人は少なくないものです。
伝言癖のある本人は自分を“情報通”だと勘違いをしているケースも散見されますが、周囲が知りたいのは、その場にいない誰かの意見よりも目の前にいる相手の率直な意見のはず。
自分の意見をしっかり言える大人世代は周囲からの信用を得やすい反面、その逆の行為とも言える伝言癖のある大人は「いい歳して、自分に責任をもった会話もできないの?」と信頼をじわじわと失っていっても無理はないでしょう。
「オバサン」と呼ばれる年代になると、なぜかお節介をしたくなったり噂話を好んだりする人も一定数存在します。しかしその延長とも言える「伝言癖」は、ビジネスシーンにおいて好ましくない振る舞いであるのは、間違いなさそうです。
(元市議会議員・メンタル心理カウンセラー/並木まき)
