「会食も必要」「ポッと出」「一般人の方々は…」田中真紀子の“高市総理批判”に「的外れな昭和感覚!」冷ややか反響
12月25日に放送された情報番組「情報ライブ ミヤネ屋」(日本テレビ系)で、元外相の田中真紀子氏が高市早苗総理の政治姿勢を強く批判した。発足2カ月で70%超という高い支持率について、田中氏は「腰を抜かしております」「一般の方たちは、よくわかっておられないんじゃないか」と語り、支持の広がりそのものに疑問を投げかけたが、視聴者の共感を呼ぶどころか逆に冷ややかな反応を集めているという。
「番組で田中氏は、高市総理が国会の予定を終えると『7時ごろには宿舎か自宅に帰る』と指摘。『私たちはその後が勉強だった。役人や議員、マスコミと会食しながら意見交換した』と、自身の経験を引き合いに出しました。さらに『主婦が買い物帰りにポッと総理の椅子に座った感じ』とも表現し、総理としての準備やブレーンの不足を批判。『能力的にクエスチョンマーク』とも強調し、台湾有事をめぐる国会答弁は『不用意だった』と断じています」(テレビ誌ライター)
しかし、こうした論調には「昭和の政治家の物差しで語っているだけではないか」という声が続出。永田町での会食や深夜の付き合いを当然視する田中氏に対し、番組に出演していた橋下氏も「飲み食い政治より高市スタイルを支持する」と反論した。
「コロナ禍を経験した社会では、密な状況での会食政治が必ずしも“勉強”と受け取られませんし、むしろ利害関係者との距離を保つ行動のほうが『健全』と映る。実際、『長時間の酒席より、透明性や公務優先を評価する』という見方が広がっており、田中氏の発言はとりわけ令和の若者には“的外れ”に映ったかもしれません。父・田中角栄元総理が日中国交正常化を進めたことで知られるだけに、高市総理の対中姿勢に忸怩たる思いがあるのは理解できますが、とはいえ『ポッと出』『一般人はわかっていない』といった言い方は、どこか上から目線で天上人のような印象を与えてしまう。田中氏のはっきりした物言いは小気味よくもありますが、『昭和の政治スタイル』を引きずっているように感じた視聴者も少なくなかったようです」(スポーツ紙記者)
田中氏の高市批判は、結果的に高市総理の新しい政治スタイルを際立たせることになったようだ。
