近年、銀行の変化が著しい。かつては数百円かかっていた他行宛ての振込手数料も月1回は無料の銀行も少なくない。中には、他行から振込があった場合、ポイントが付与される銀行まで存在する。今回は銀行間の振込を利用した銀行ポイ活で稼いでみたい。
活用するのは、以前当連載にてキャッシュバック目的で口座開設した「第一生命ネオバンク」(以下、第一生命)だ。
妙な名前だが、住信SBIネット銀行の企業提携支店のひとつ。お得なことに、住信SBI以外の銀行から1万円以上の振込が1件あるごとに20ポイントが付与される(上限は月500P)。
このポイントは500P以上になれば現金と交換できるため、振込ごとに20円獲得できるようなものだ。しかも、他行宛ての振込が5回まで無料と太っ腹でもある。
もう1つ使う銀行は、「みんなの銀行」(以下、みん銀)だ。こちらも以前、当連載で紹介キャンペーンを利用して儲けさせてもらった口座である。
月600円のプレミアム会員になれば月10回の振込手数料が無料となる。しかも半年間は無料でプレミアム会員になれるのだ。これを利用しつつ、他行からの被振込1000円以上で、都度10円がもらえる(上限100円)仕組みも使わせてもらう。
あとは、この2つの口座で毎月希望日に送金がされる定額自動振込の登録をする。みん銀から第一生命に1万円の振込を月10回行う設定をし、今度は逆に第一生命からみん銀に2万円を月5回振り込む設定をする。
日をずらして2万円の往復を5回繰り返す登録なら銀行に入れる額も最小限。これで自動的に第一生命側では200円分、みん銀側では50円の獲得となる。
みん銀のプレミアム会員を解約する半年後まで毎月もらえるので、合計1500円分となる。地味な額だが、普通預金の利子を上回るのだからOKだ。
この手のポイ活はルール変更が多いので要注意。また、この数年は獲得ポイントが減少傾向にあるが、利益が出る間は続けたい。
和田虫象(わだ・むしぞう):1980年生まれ。専門学校卒業後、芸能活動をするも芽が出ず、底辺ライター兼便利屋に。ニート気質ではあるが「きっついお仕事」「俺の旅ーニッポン縦断強制放浪」(いずれも鉄人社刊)の著書がある。