元おニャン子クラブの生稲晃子参議院議員が第二次石破内閣で外務政務官に就任することが決まり、“仰天人事”だとしてネットがザワついている。
1980年代に一大ブームを巻き起こしたアイドルグループで人気メンバーだった生稲氏は、2022年夏の参院選で初当選したばかりの1期生。石破茂総理からすると、政治資金収支報告書に不記載があった“裏金議員”の起用は避けたかったのだろうが、生稲氏もまた“真っ白な政治家”といえるかは微妙なところだ。
初当選を飾った2年前、萩生田光一元政調会長に連れられ、公示直前の6月に旧統一教会の関連施設を訪れて教団信者に演説をしていたことが発覚。その後、「統一教会の関連施設という認識はなかった」と釈明したが、肝心の政治的手腕についても疑いの目が向けられる出来事もあった。
同年の7月10日、生稲議員の誕生が確実になると、テレビ東京系選挙特番「池上彰の選挙ライブ」では、ジャーナリスト・池上彰氏が驚きの暴露を展開したのだ。それによると、番組は彼女に出演をオファーしたものの「全ての番組のインタビューに応じない」との返答があったといい、生稲陣営の1人からは匿名を条件に「(インタビューを受けないのは)生稲さんが国会議員としての資質、勉強が圧倒的に足りないからだ」と漏らしていたという。
「後に同陣営は外部への身内のリークと、それをそのまま報道したテレビ東京への怒りを表明していましたが、わずか2年で、その“圧倒的な勉強不足”が解消されたのかは非常に気がかりですね。また、NHKの候補者アンケートで『無回答』を連発するといった過去もあり、世界情勢が不安定な中、緊張感を高めるロシアや中国との外交に対応できるのかといった懸念を示す人が続出。ネットには『完全におままごと内閣』『この国は終わった』『ロシア革命は1917(いくいな)がもはやネタじゃなくなってしまった…』『1日警察署長とかが限界では?』『絶対に他に適任者がいたはずだよ』などの悲鳴がこだましています」(テレビ誌ライター)
岸田文雄前総理における「副大臣・政務官の女性ゼロ」に対する配慮もあったのかもしれない。が、“よりにもよって…”というのが世間の正直な感想なのかもしれない。
(木村慎吾)