【熱狂ルポ】DJ KOOがディスコ盆踊りで夏を爆アゲ!丘みどりも登場で中野が一夜限りのダンスホールに
今年も東京・中野に熱い夏がやってきた。8月2日、東京・JR中野駅からほど近い、中野セントラルパークと中野四季の森公園を舞台に開催されたのは、「第13回中野駅前大盆踊り大会」。中野サンプラザの閉館に伴う新たな“中野の夏の風物詩”として、年々スケールアップを続けるこのイベント。今年は“史上最大級”とも言える熱狂が巻き起こった。
その中心にいたのは、 “日本一アゲアゲなDJ”、DJ KOO。1980年に新宿・歌舞伎町のディスコでプロDJとしてデビューしてから、何と今年で活動45周年!その記念すべき節目を祝う特別企画「DJ KOO 45th BON DO DANCE」が、この中野でこの日、躍動した。
派手なサングラスに煌めく衣装、そしておなじみの“アゲアゲ”スマイルで登場したDJ KOOに会場は早くもヒートアップ。ディスコ×盆踊りといった異色のアゲアゲサウンドに合わせて、浴衣姿やリゾートルックの観客たちが一体となって踊る光景は、どこか懐かしくもあり、完全に新しいカルチャーでもある。
「こんなに踊れる盆踊り、見たことない!」と口をそろえるファンたちの中には、若者だけでなく、ベビーカーを押す親子連れや、近隣のシニア層の姿も。これぞ、老若男女問わず楽しめる「東京のど真ん中の夏フェス」なのだ。
しかも、ただの“ステージ”では終わらない。さらにこの日は、演歌界から丘みどりも登場。艶やかな姿で現れた彼女は、しっとりとした歌声で会場を一瞬“和”に染めたかと思えば、DJ KOOとともにアップテンポのリミックスにも参加!「まさかの融合はすばらしい」と、観客も驚きの表情を隠せなかった。
他にもDJ KOOは、「スペシャルな仲間と一緒に作った曲です!」と紹介すると、突如として現れたのは、ハロー!プロジェクト所属の人気アイドルグループ・BEYOOOOONDS。新曲である「最KOO DE DANCE」というコラボ曲を披露するという、再びのサプライズ出演。観客たちは一斉にスマホを掲げ、まるで野外フェスさながらの盛り上がりに。
中野駅前大盆踊り大会は、近年“東京で最も熱い盆踊り”との呼び声も高い。その秘密は、ただの伝統行事にとどまらず、「エンタメとしての盆踊り」を追求してきたからこそ。「KOOさんと踊れるなら、毎年中野に来ます!」という声も多く、会場周辺は夕方から交通規制がかかるほどの人出。公式発表によれば、2日間で延べ7万5000人以上が集まったという。
伝統と未来が交錯した“新しい祭りのかたち”が、中野で強烈な光を放っていた。
