【世にも奇妙な物語】佐藤勝利が「本人役」だからこそ「不思議な光景」がナチュラルに映った理由!

 12月14日放送の「世にも奇妙な物語’24 冬の特別編」(フジテレビ系)に出演したtimeleszの佐藤勝利を見て、この脚本と演出は佐藤の「いいところ」を最大限に引き出していると感心してしまった。

 今回の「世にも奇妙な物語」は4つの短編で展開され、佐藤は「City Lives」という短編に主演した。佐藤が演じたのは本人役で、動物番組のロケだと聞かされ車で待機していた佐藤は、人間の記憶を読み取って都市に擬態する、「街」と呼ばれる世界最大の生き物に、番組のメイキングカメラマンの水谷賢太郎(板倉武志)とともに飲み込まれ、閉じ込められてしまう。

 佐藤と水谷カメラマンは、その「街」でたった1人の「生きている人間」である、都市型生物保護機構の保護官・辻みさき(片山友希)を密着取材すると決める。荒野を移動する建物群や、地面から生えてくるビルが、ビル自身の一部で作り出した人間そっくりの「疑似住民」など、佐藤と水谷カメラマンは「街」が生き物であると実感する、不思議な現象に次々と遭遇する。

「街」がなぜ自分たちを飲み込んで閉じ込めたのか。その理由を探っていくうちに、佐藤はあることに気付く。

 佐藤は放送前に本人役を演じることについて「誰かになりきるというほうが慣れているので、自然体でいる難しさはありました。そのぶん、台本に書いてないことを言ってもリアルになりますし、自分がこの世界に入ったらこう思うなと、楽しみながら演じられる部分もたくさんありました」と語っていたが、私の目にはこれまでに佐藤が演じてきたどのキャラよりも、今回の本人役が素晴らしくナチュラルで魅力的に映った。

 特に「街」の蛇口から垂れる水滴や電線、踏切の警報機や電信柱などが「歌いたい」ことに気付き、佐藤がアコースティックギターで先陣を切って歌いだすところは、見ていて気持ちがよかった。佐藤本人が天然ぽいからこそ、生き物である「街」とのセッションが「ありそうな現実」に思えて微笑ましかったし、佐藤が演じる本人役だからこその説得力があった。佐藤は今度、どんなドラマに出演するだろうか。またいつか天然ぽさ全開の本人役を演じてほしい。

(森山いま)

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