「KAT‐TUN」亀梨和也が、自身のYouTubeチャンネル「亀梨和也」を12月4日に更新。12月6日から配信がスタートしている、自身が主演を務めるドラマ「外道の歌」(DMM TV)の撮影の裏側を公開した。「外道の歌」は、12月13日に、第1話を特別編集して、30分にまとめた動画がYouTubeの公式チャンネルで公開されたが、1週間で100万回超の再生回数となり、話題を呼んでいる。
そんな「外道の歌」は、古書店を営むかたわら「復讐屋」を名乗る2人が被害者に代わって加害者たちに復讐を行なう物語。「カモ」こと「鴨ノ目武」演じる窪塚洋介と、「トラ」こと島田虎信演じる亀梨のW主演となっている。渡邊ダイスケ氏原作の同名漫画によれば、トラは喧嘩屋として地下格闘技にも参戦する身体能力の高い男。動画では、公園の遊具の鉄棒でトレーニングがてら懸垂するシーンを披露。段取り、テストを含めて5度の懸垂シーンを筋肉美披露とともに繰り返しており、ファンからも「普段、トレーニングしている亀梨くんじゃないと撮影できないシーンですね」「亀梨くんの腕の筋肉が美しい」といった好反応が寄せられている。
ところでこのドラマの原作漫画は、「猟奇的で残虐」といった理由で東京都青少年の健全な育成に関する条例に基づく不健全図書に指定された経緯がある(2016年)。いかに亀梨が出演しようとも、女性ファンは視聴を躊躇するのではないかと心配する向きもあるのだが…。
「『外道の歌』と、その前身となる漫画『善悪の屑』の青年漫画誌への連載は2023年前半で終了しているのですが、24年8月時点で電子書籍を含むシリーズ累計700万部を突破している大ヒット漫画です。特に電子版は女性読者の支持も見られ、その理由として、電子書籍配信・出版会社のBookLiveの担当者の分析によれば、“被害に遭った女性に代わって、犯人に復讐する”という話も多く、その点で女性にも受け入れられ、ヒットの一因になったといいます」(エンタメ誌ライター)
ちなみに、「善悪の屑」は、映画が19年公開予定で撮影が進んでいたが、カモ役としてキャスティングされていた新井浩文が同年2月に強制性交容疑で逮捕された(20年に実刑判決が出て服役。24年7月に仮出所し、24年中にも満期を迎えるとされる)ことから公開を中止。この時、トラを演じる予定だったのは、元AKB48・大島優子を妻に持つ林遣都だった。
映画公開されていれば、亀梨のトラが生まれなかったかもしれないことは感慨深い。
(所ひで/YouTubeライター)