元タレント・中居正広氏が起こした女性トラブル問題にフジテレビ社員が関与しているかどうかなどを巡り、フジテレビで長時間記者会見が行われた1月27日、フリーアナウンサーの生島ヒロシが芸能活動を無期限自粛すると発表した。
その発表に先立って同日、TBSラジオが「当社は、生島氏にTBSグループ人権方針に背く重大なコンプライアンス違反があったことを確認したため、番組出演の継続が不可能と判断し、同氏の番組降板を決定いたしました」と発表。生島がパーソナリティを務める「生島ヒロシのおはよう定食」「生島ヒロシのおはよう一直線」(ともにTBSラジオ)の2番組を同日の放送で降板していた。TBSラジオはコンプライアンス違反の詳細を「関係者のプライバシー保護の観点から、説明を控えさせていただきます」としていたが、その後、生島が設立し、会長を務める芸能事務所「生島企画室」が公式サイトで、生島のパワーハラスメントとセクシャルハラスメントを認め、全役職退任と芸能活動の無期限自粛を発表した。
「生島企画室」の公式サイトによると、番組製作スタッフへの厳しい言動やインターネット上に掲載されていた不適切な画像を女性スタッフに送る等の行為があったとのことだ。
中居氏の芸能界引退に続き、生島の無期限活動自粛が発表されたことで、ネット上にはお笑いコンビ・さまぁ~ずの三村マサカズを心配する声があがっている。三村は昨年9月28日放送の「祝!内村光良還暦祭り内村プロデュース復活SP!!」(テレビ朝日系)で共演した白石麻衣に対し「セクハラまがい」をしたことを覚えている人が多いようだ。
番組内で行われた大喜利で、「今、内Pを見ているテレビの前の皆様は私たちに一体、何を求めているのでしょうか?」というお題に、三村は「白石まいのろしゅつ」とフリップに書いて回答。白石は「やめてください~」「露出足りなかったですか」などと笑って返していたシーンのことだ。
三村はこれまでにも、当時、自分と同じ事務所に所属する後輩だったグラドル(当時)の胸を2015年3月10日深夜放送の「さまぁ~ずのご自慢列島ジマング」(フジテレビ系)で鷲づかみにしたことがあった。また、「モヤモヤさまぁ~ず」シリーズ(テレビ東京系)でアシスタントを務めてきた女子アナらに対する「セクハラまがい」の回数も多いことから、中居氏や生島のように、引退や活動自粛とならないか、心配する声が少なくないようだ。
もちろん、舞台裏では、三村が白石やグラドル、女子アナたちに謝罪を尽くすなど、不快感を残さない対応をとっているであろうことは想像に難くないけれど、今後はネット民たちの心配を回避する上でも、さらにオンエア上の行動にも細心の注意が必要になるかもしれない。
(津島修子)