当初はクレームも!1970年の大阪万博で生まれた「ブルガリアヨーグルト」の秘密とは?

 いよいよ大阪万博(正式名称:2025年日本国際博覧会)の開催が近付いてきました。2025年4月13日~10月13日を予定しています。この大阪万博が開催されるのは2回目で、1回目が1970年に開催されてから55年が経ちました。実はこの大阪万博をきっかけに、今では当たり前のように定着していったものが数多くあるのをご存知でしょうか。

 例えば、動く歩道や温水洗浄機付きの便座、フランスパンやイタリアのパスタ、ロシアのピロシキなどの他、セントラルキッチンのファミリーレストラン「ロイヤルホスト」やファストフード「ケンタッキー・フライド・チキン」などがあります。

 驚きなのが「明治ブルガリアヨーグルト」。誕生のきっかけになったのが大阪万博だというのです。実は明治乳業(現在の明治)の社員が、1970年の大阪万博に出展していたブルガリア館で提供されていた酸味の強い世界水準のプレーンヨーグルトに感動。翌年に商品化して売り出されたものが、現在の「明治ブルガリアヨーグルト」の元祖なんだそうです。

 今では当たり前のように食べているプレーンヨーグルトですが、発売当時の日本ではヨーグルトといえば寒天でかためた甘い子ども向けデザートが主流でした。そのため、酸っぱいヨーグルトを口にして違和感を覚えた消費者から、「腐っているのではないか?」とのクレームが多く寄せられたそう。今では、プレーンヨーグルトはむしろ酸っぱくないと違和感を覚えるほどになっていますね。紆余曲折ありましたが、健康ブームも手伝って明治は“本場ブルガリアも認めたヨーグルト”と自負して、粘り強く開発と販売を続けて今に至っています。

 1970年の大阪万博が、日本を大きく変えた機会であったことが分かるエピソードは、他にも複数あります。このときのように、2025年の大阪万博ではあなたの未来を決める決定的な出合いが待ち受けているかもしれませんから、ぜひ会場となる大阪の人工島「夢洲」を訪れてみてくださいね。

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