お米の価格が高騰し、「米がもったいなくて食べられない」「それでも米は食べたい」「おかずなしでも米だけは食べたい」といった声が聞こえてきます。生活がカツカツな状態の中、“いかに米を食べ続けるか”ということが重要になっているようです。
高騰する日本米の代替策として挙がってくるのが、海外産の米を取り入れること。日本産の米はどれも5kgで4千円台からとなっていますが、海外産なら3千円台で買えることもあります。でも、タイ米や台湾米、カリフォルニア米などは「どうしても抵抗がある」という人もいるかもしれません。そこで今回は、それぞれの米の特徴や美味しい食べ方をみていきましょう。
■タイ米の特徴と美味しい食べ方
細長い形をしており、水分が少なくパサパサした食感、甘みが少ないのが特徴です。スープやカレーに浸して食べると美味しいです。日本米のように甘みや粘りがないため、カレーのルーそのものの味わいをストレートに楽しめますよ。また、炒飯やピラフなどにするとパラパラとて食感の良い仕上がりになります。
■台湾米の特徴と美味しい食べ方
少し硬めの食感、吸水率が高いのが特徴で、炒飯などに最適です。また、日本米とは異なり、ナッツのような香ばしさがあります。台湾米の中でも、日本米に近いモチモチした品種もありますが、やや硬めでおこわやちまきに使われることもあるようです。また、タイ米に似た細長い形で、炒飯やカレーなどに使われるものもあります。好みに応じて選び分けるとよさそうですね。
■カリフォルニア米の特徴と美味しい食べ方
コストコなどでカリフォルニア米を見かけたという人もいると思います。コストコではジャポニカ米の取り扱いがあるようですが、これはカリフォルニア州で開発されたもので、日本米に近いところがあります。ただし、粘り気が少なくてパラパラした食感なので、日本米に近いけれどあっさりし過ぎている感じは受けるかもしれません。日本の米のようにモッチリ感を少しでも出すには、水を少し多めにして炊くとよいといわれます。
いかがでしたか? それぞれに特徴のある海外産のお米。価格高騰が続く今、ぜひ検討してみてくださいね。