宇多田ヒカル「夫婦別姓」歌詞に議論沸騰も…「彼女自身が賛成派とは言い切れない」ワケ

 シンガーソングライター・宇多田ヒカルの新曲「Mine or Yours」の歌詞を巡り、激しい議論が勃発している。

 焦点となっているのが「夫婦別姓」に関するフレーズだ。日本共産党の吉良佳子議員は5月2日に自身のXを更新。「宇多田ヒカルさんも新曲で『令和何年になったらこの国で夫婦別姓OKされるんだろう』と歌っている(!)」と投稿し「いま、多くの人に待たれている、選択的夫婦別姓」と反応した。

 この宇多田の歌詞について、立憲民主党の辻元清美議員や社民党の福島瑞穂党首ら選択的夫婦別姓に積極的な立場を取る議員が好意を示した一方で、「夫婦別姓慎重派」からは批判的なコメントが殺到。楽曲に政治的メッセージを盛り込むことへの反発の声が広がっているのだ。

 5月7日放送の「旬感LIVE とれたてっ!」(関西テレビ)では元大阪府知事の橋下徹氏が宇多田の新曲を巡る議論について持論を展開。地上波でも取り上げられる大反響となっている。

 もっとも音楽ライターは「この歌詞だけで宇多田自身が夫婦別姓の賛成派とは言い切れない」と指摘して、さらにこう続ける。

「注目されているフレーズだけを切り取れば、彼女が夫婦別姓に賛成していると感じるかもしれませんが、曲を通して聴くとそのような単純な解釈はできません」

 夫婦別姓のフレーズについて「あくまでも『登場人物の心の揺らぎ』を描いただけ」と指摘する同ライター。

「この歌詞の前後に『どの道を選ぼうと選ばなかった道を失うセット』『自由に慣れれば慣れるほど不自由』といったフレーズがあり、曲全体で見れば、宇多田が夫婦別姓に賛成しているとは到底思えません。彼女は“人生の葛藤”のニュアンスを表現するために、あえて『夫婦別姓』というインパクトのあるワードを使ったのでしょう」(前出・音楽ライター)

 本人不在の議論が続いている。

(塚原真弓)

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