5月19日にも、嵐のファイナルコンサートのチケット発売発表がある―。嵐ファンの間で、こんな“声”が数多く上がっている。2026年春に開催予定とされる同コンサート。活動休止からおよそ5年たって、ついに5人が揃う“奇跡の夜”とされるこのコンサートに、ファンの熱量は今から高まるばかりだ。
ところがその裏で、思わぬ“修羅場”が繰り広げられているという。「ファンクラブ残留組」と「退会組」の間で起きた、感情の分断だ。「ファンクラブ会費を払い忘れていた人や嵐の活動休止中に一度抜けていた人。そういった“脱落者”は、今回はチケット抽選すら申し込めないというわけで、亀裂が広がっているんです」(テレビ誌ライター)
実際、現在はファンクラブの新規受付を一時停止中。再開予定は6月2日とアナウンスされているが、チケット申し込みがその前に始まれば、新規は当然ながら“門前払い”となる。SNSでは、古参ファンたちのこんなやりとりも飛び交っている。
「正直、払い忘れてただけ、退会したのはその程度」「でも、払い忘れたほうが悪いでしょう?あきらめずにこの日が来ると信じて待ち続けた人が報われるんだよ」
つまり言い換えれば、この数年、お布施のごとく会費を払い続けられた人がチケット参戦権を手に入れられるというわけだ。だが、こうした“信者優遇”の姿勢が、一部のライト層や元ファンを突き放しているのも事実。「今さら戻っても、もう席はない」―。そんな空気すら漂う中、次に注目が集まっているのが「同行者枠」だ。
代表者が当選し、同行者として誰かを招待できるという仕組みは、もともと“推し活仲間との観覧”を目的にしたものである。だが、現在はこの制度が“裏チケット市場”の温床になっている。
「SNSで『同行者として入れます』『◯万円で譲ります』という投稿が急増していますが、当日になって“身分証を持って逃げられた”“連絡が取れない”といった被害報告も後を絶ちません。同行者という存在が、もはや最大のリスク要因になっているんです」(ライブ関係者)
もはやチケット争奪戦は、“発売日発表”の前から始まっている。「19日からの週には発表がある」と言われているが、その発表が6月2日以降までズレこめば、結局は新規も受け付けてからのチケット販売スタートになる。2つの情報が飛び交う中、どれだけの人が“嵐の奇跡”に立ち会えるのか。そして、どれだけの人が“取り残された”という現実に涙を流すのか、それまで“心の嵐”はやみそうにない…。