5月27日放送の「あさイチ」(NHK)に生出演した高橋一生に反響の声があがっているようだ。
この日、「あさイチ」の直前に放送された朝ドラ「あんぱん」(NHK)第42話では、竹野内豊演じる柳井寛が亡くなったことで千代子(戸田菜穂)と羽多子(江口のりこ)が献杯するシーンが描かれた。
寛先生が話す土佐弁は語尾の「にゃあ」はとても印象的で、猫のように「にゃあ」を連発する寛先生の中の人=竹野内に「萌える」視聴者もたくさんいたことは、多くの視聴者がご存じのことだろう。よく響く低音ボイスで「絶望の隣はにゃあ…希望じゃ」と言っていた寛先生を、もう「あんぱん」で見ることはできないのだと、千代子と羽多子の2人と同じように悲しんでいたら番組が「あさイチ」になり、白いシャツに黒いシェフエプロンをした高橋一生がいきなり登場。「おはようございます。5月27日。火曜日の『あさイチ』です。今日は『KiraKiraキッチン』。お弁当にも使える初夏の作り置きに、わたくし、高橋一生が挑戦いたします」とあいさつしたのだから、驚いた人がかなり多かったのではないだろうか。
いつもは「あさイチ」の冒頭で日付と曜日を言いながらあいさつし、朝ドラ受けをする博多華丸大吉の2人だが、この日は高橋の「あいさつ受け」をした。
「『あんぱん』で流した涙を、ぜひ高橋一生さんで拭いていただくという」と大吉が言えば、華丸は視聴者の声を代弁して「危ないとこでした」と続けた。
ネット上にも「大吉さんの言うとおり。一生さんで涙を拭いたというか止まった笑」「高橋一生のエプロン姿とあいさつで、こぼれそうになってた涙が引っ込んだ」「私も千代子さんと羽多子さんと一緒に献杯気分だわと思ってたところに高橋一生。感情が忙しすぎる!」といった声が相次いだ。
また、「高橋一生のビジュが過去イチ」「高橋一生のビジュが向上してる」「高橋一生の美しさが増してる」などと指摘する声も多く、「飯豊まりえと結婚して幸せなんだろうな」「まりえちゃんと結婚して確実に明るく爽やかになってる」「仕事でも私生活でも大好きな飯豊まりえちゃんと一緒だから高橋一生はこんなに発光しているのか」と、昨年5月に高橋と結婚した飯豊を称える声もあがっている。
料理上手で知られている高橋は、包丁を使わずに指だけを使ってイワシを開く「イワシの手開き」を手際よくこなしたり、手開きしたイワシを重ならないよう丁寧に鍋に入れたり、そんなちょっとした手つきに「料理をいつもしている人」を感じずにはいられなかった。
番組で得意料理を聞かれた高橋は「いろいろあるんですけど、煮物とか多いですね」と回答。「時間がない時は、ピェンローとか自宅で作っちゃいます」と続けた高橋に、華大の2人が「ピ、ピエンロとは?」「って何、何?」とざわめくと、鈴木奈穂子アナの「豚肉と白菜と春雨を…」と説明しかけた言葉を受けた高橋が「鍋ですね。豚肉と白菜を煮込んで、塩とコショーだけで味付けをする。昔はちょっとごま油とか使ってたんですけど、ごま油も抜きにして、塩とコショーだけで作るのに最近ちょっとハマってますね」と説明。
ネット上ではこれも話題に。「ピェンロー、まりえちゃんに食べさせてあげてるんだろうなー。いいなー」とうらやましがる声から「一生さまが作るピェンローは一生食べられない……」「飯豊まりえがうらやましすぎて涙も出ない」「一生は17歳年下のまりえちゃんと結婚したんだと再確認。泣く」などと嘆く声まであるようだから、「一生人気」は結婚後も健在のようだ。
公開中の主演映画「岸辺露伴は動かない 懺悔室」も好調な高橋。
「あさイチ」の番組最後では、高橋演じる岸辺露伴の決めゼリフである「ヘブンズドアー」と言ってほしいとの視聴者からのリクエストを裏切り、別の名言である「だから気に入った」と言って高橋は締めくくった。
思い返せば昨年4月30日放送の同番組に出演した時も、番組の最後で視聴者から「露伴の決めゼリフが聞きたい」との要望が届くも、「だが断る」と美しく返して番組を締めくくっていたことを思い出した。
「ヘブンズドアー」と絶対言わない高橋に、「岸辺露伴」とよく似た思考回路を感じてやまない。
(森山いま)