国分太一は何をしたのか!「一発アウトでも刑事事件ではない」生島ヒロシ“全番組降板”との酷似部分
元衆院議員でコメンテーターの杉村太蔵が、6月29日放送のTBS系「サンデー・ジャポン」に生出演し、「複数のコンプライアンス違反」により活動休止に入った元TOKIO・国分太一について「本当に何やったんですか?」と首をかしげた。
日本テレビの福田博之社長が20日の会見で語ったところによると、国分にはコンプライアンス上の問題行為が複数あったことが発覚し、30年近くレギュラー出演してきた同局「ザ!鉄腕!DASH!!」からの降板が決定。ただ、肝心の“問題行為”の詳細については、刑事事件になるような案件ではないとしつつ、「プライバシー保護の観点」から一切言及されず、国分本人や所属事務所からも具体的な説明はない。
また、報道陣の前で、TOKIO解散という結果となったことを謝罪した松岡昌宏は、国分の問題行為の内容について聞かれると、「城島も俺もスタッフも、誰も知らない」と語っていた。
これに関し、杉村は「昨日まで大活躍してきたスーパースターが、ある日突然、画面から消えるわけでしょ。間違いなく、テレビというか、芸能界の大転換点だと思いますね」と述べ、「テレビに出ている同業者としては、本当に何をやったら、日本テレビの取締役が臨時に集まって一発アウトの議決をしてね、全番組を降板しなきゃいけないのか。これホント、何をやったんですか?」と、具体的な報道がないまま姿を消す状況に疑問を呈した。
さらに「一般的には、まず注意があって、そして警告があって、それでも改善しなかったらアウトですよっていうなら分かるけど。一発アウトですからね。しかも刑事事件じゃないと」「こうなると、こっちも(気をつけようがない)。世間には言う必要ないけど、我々同業者にはこっそり“こういうことがあった”と言ってくれないと、恐ろしくてしょうがないですよ」などと話し、“明日は我が身”となる可能性に不安を呈した。
「“コンプライアンス違反ではあるものの、刑事事件というほどのレベルではない案件”といえば、2月にTBSラジオ『生島ヒロシのおはよう定食・一直線』を降板したフリーアナウンサー・生島ヒロシの一件が今回と似ているといえるかもしれません。所属事務所によると、生島は生放送中にスタッフに厳しい言葉を浴びせたり、ネット上から拾ったわいせつな画像を女性スタッフに送信したりする問題行為があったとし、TBSラジオ側は当初『TBSグループ人権方針に背く重大なコンプライアンス違反があった』と発表しています。そして、27年にわたってパーソナリティーを務めた長寿番組を一発アウトで降板することになったわけですが、刑事事件に発展するほどのレベルではないところは国分のケースと共通している。また国分についても複数のメディアが、スタッフへのパワハラまがいの言動や、性的な画像の要求があったと報じており、真相は定かでないものの、生島の件と重なる部分があると言えそうです」(テレビ誌ライター)
ただ、最大の違いは、生島は所属事務所を通して、そうした不祥事の具体的内容を公表して謝罪している点だ。
TOKIOのメンバーとして共に個人事務所を運営していた城島や松岡ですら、国分の問題行為の内容を知らされていないとすれば、極めて高いプライバシー配慮を要する案件だと考えるのが自然なのかもしれない。
(木村慎吾)
