【P5X】「ペルソナ5」がスマホゲーム化も…国内ユーザーが憤慨する“中国優遇”の仕様とは
全世界累計で1000万本以上の売上を誇る日本企業・アトラスの超人気ゲーム「ペルソナ5」シリーズ。
2016年秋にRPGゲームとして同タイトルが発売されて以降、完全版の「ザ・ロイヤル」、アクションRPG「スクランブル ザ ファントムストライカーズ」、サウンドアクション「ダンシング・スターナイト」など「ペルソナ5」の名を冠したゲームが続々と送り出されている。
今年6月、同シリーズでは初のスマホ向け作品となる「ペルソナ5:The Phantom X」(P5X)をリリース。ファンが待ち望んだ一作だったが、日本のユーザーの怒りを買う事態に発展している。ゲームライターが解説する。
「P5Xを開発したのは中国企業のBLACKWINGSスタジオ。日本版に先行して『大陸版』として昨年の春に中国と台湾、香港、マカオ、韓国で先行配信されているのですが、これら大陸版との“サービス格差”に日本のユーザーが憤慨しているんです」
アトラスの親会社であるセガが運営する日本版P5Xでは、大陸版とは異なる仕様がいくつか見られるという。
同ゲームライターが続ける。
「多くのスマホゲームと同様、P5Xでもキャラを入手するには『ガチャ』を引く必要があるのですが、その際に必要なゲーム内通貨の無料配布量が大陸版と比べて少ないとの指摘が相次いでいるんです。できるだけお金をかけたくないユーザーにとっては大痛手ですよ」
さらに一部の国内ユーザーを激怒させたのが「ガチャシステム」の大幅変更だ。
「大陸版では、強力なキャラが『期間限定ガチャ』で登場した直後に、いつでも引ける『恒常ガチャ』に移行する仕様だったものの、日本版では“恒常落ち”を半年待たなければいけないことが公式YouTubeチャンネルの生配信で判明。これには『日本のユーザーを軽視している』との批判が殺到しました。“中国優遇”とも取れる仕様のせいで炎上状態が続いているんです」(前出・ゲームライター)
ゲーマーにとって切実な問題なのだった。
(塚原真弓)
