借りパク前提・ついで買い…タカリ屋おばさんのLINEにみんなウンザリ
景気が思わしくない時代、どこからともなく現れる「タカリ屋さん」。最近は昔のような“露骨なタイプ”ではなく、一見すると軽いノリのようで、実は相手の善意に乗っかってばかりの“タカリ屋おばさん”も発生中のようで…。
“タカリ屋気質“な中年女性が送りがちなLINEに現れるクセをまとめました。あなたのスマホにも、こんなメッセージが届いていませんか…?
■気質1:「ついでに買ってきて~?」の常習犯
スーパーやドラッグストアに行っていると知ると、必ず飛んでくるのがこのLINE。「◯◯買ってきて~!今度払うから!」が決まり文句です。しかし、その“今度”が永遠にこないのはお約束。
「夫のお姉さんが、このタイプです!義姉は40代独身でパート勤務。生活がカツカツなのかもしれないけれど、いつも私に新製品を買ってくるよう頼んできます。断りにくくて困っています(泣)」(30代後半)
■気質2:「ちょっと貸して〜?」が口グセ
「急ぎで現金が必要で…」や「すぐ返すから!」と前置きしつつ、頻繁にお金を借りようとするのも定番。一度の金額は数百円でも、積もれば大きな負担です。返済がアイマイなままフェードアウトしたり「返して?」と言わない限りは借りたこと自体がなかったことにされたりと、厄介な展開も目立ちます。
「ママ友にいます、このタイプ。みんなでファミレス行くと、毎回小銭を誰かから借りては知らん顔。いい歳して、やめてもらいたいです」(40代前半)
■気質3:「使わせて」からのエスカレート
「プリンター使わせて!」「A4の紙もあると助かる」などの“小さなお願い”を繰り返すのも典型例。
気づけば、こちらだけが損をしている…なんてことも起こります。
「近くに住む親戚が『うちのオーブン壊れてて』と、家に上がり込んできます。最初の数回は『故障中だから大変だろうな』って同情していたのですが、半年以上も直さないなんておかしいですよね?セコい話かもですが『オリーブオイルも使わせてね』と勝手に調味料を使っていくし、光熱費も調味料代も払っていきません。ただのタカリですよね…」(40代後半)
タカリ屋おばさんからのお願いは一度なら“軽い内容”でも、繰り返されるうちに相手の心をすり減らします。こういった相手に対して大切なのは「境界線を引くこと」。気が乗らない時には、きっぱりと断る勇気を持ちましょう。モヤモヤしながら付き合うよりも、健全な関係を保てます。
もし、あなたのスマホにこんなLINEが届いたらどこまで応じるべきなのか…、一度考えてみてもいいかもしれませんね。
(元市議会議員・メンタル心理カウンセラー/並木まき)
