井ノ原快彦 V6の“クセ強”メンバーまとめた高い人望の背景に「生来の優しさ」「あのTOKIOメンバーのインパクト」
元V6・井ノ原快彦が「おしゃれクリップ」(日本テレビ系)にゲスト出演し、2021年に解散した同グループでの日々を懐かしんだが、そのトーク内容が視聴者から感動の声があがっている。
さる10月26日放送回でのことだが、V6の個性あふれるメンバーたちをまとめてきた井ノ原の人柄を知る人物として、V6がMCを務めた人気番組「学校へ行こう!」(TBS系)のディレクターによる証言が紹介された。いわく、井ノ原は他の5人の考えや意見をうまくまとめ、それを番組側に伝える代表者役だったといい、「正直、あんなに個性の強いV6のメンバーたちが空中分解することなく、26年も走り続けられたのはイノッチの持つ、人と人をつなげる能力の賜物だったと思います」と絶賛。
ただ、井ノ原自身は当初、あまり前に出るタイプではなく「引っ込み思案だった」といい、それを変えてくれたのが13歳の頃に出会った親友の元TOKIO・松岡昌宏だというのだ。井ノ原は言った。
「彼に出会って初めて、“こういう人との付き合い方があるんだ”“こんな明るい人がいるんだ”と思って、すごく勉強になった。…V6には“前に前に”っていう人がいないので。“どうぞどうぞ”という(譲り合う)人が多いから、松岡節を拝借してまとめるみたいなことはやってたかもしれない」
V6は、最年長と最年少で10歳差があるだけに意見が分かれることもあり、大きなケンカも“何度かあった”というが、その関係性は解散後も「家族みたいなもの」とし「関係が切れることはないでしょう、たぶん」としみじみ語っていた。
「さらに井ノ原は、グループにとって最も重大な局面となった解散時について『健康だけには気をつけようと。人間ドッグ行きましょう』『幸せでいてくれればいいから、というのをみんなで言い合えたのが良かったですよ』とメンバー同士でのやり取りを明かしています。お互いを思うV6の温かなムードが伝わる内容でした」(テレビ誌ライター)
視聴者からは、「V6はいいグループだったんですね。幸せでいてくれればいいって、本当に相手のことを思いやると出てくる言葉だよなぁって最近思います」「最後の最後まで素敵な関係性だったんですね」と感動の声がネット上にあがっていた。
「26年間の活動の中で、メンバーが誰ひとり脱退することなく、最後まで強い絆で団結していたV6の裏には、井ノ原の高いリーダーシップがあったと言えるでしょう。井ノ原と30年以上の付き合いがあるDOMOTO(旧KinKi Kids)の堂本光一は、23年放送のラジオ「KinKi Kidsどんなもんヤ!」(文化放送)で、井ノ原の人間性が窺える彼の新人時代の話として、京都南座の公演で同じホテルに宿泊した際に、自分より年上なのに率先してエキストラベッドに寝てくれるなど昔から優しかったことを振り返っていました」(前出・テレビ誌ライター)
井ノ原には、V6メンバーに限らず、旧ジャニーズではグループの垣根を超えてリスペクトされる人望があったようだ。
(木村慎吾)
