ドラマ「カルテット」(TBS系)が今、アラサー女子たちを中心に話題になっています。このドラマは、これまでに「最高の離婚」(2013年・フジ)や「問題のあるレストラン」(2015年・フジ)などで、数々の名セリフを残してきた坂元裕二脚本によるもの。今回も、年頃の女性に「突きササる」セリフが満載なんです。
「30代になって、恋愛がうまくいかなかったり、ひとりでこの先の人生をどうしようと考えていたり、生きづらさを感じている女性たちの、何とも言えないモヤモヤとした気持ちを代弁してくれるセリフが多いんです。特に、恋愛難民、結婚難民になっている女性にはグッときますね」
こう話すのは、女性向けライフスタイル誌のライター。そんな名セリフをいくつか挙げてくれた。
■「絶対なんてないんです。人生ってまさかなことが起きるし、起きたことはもう元には戻らないんです。レモンかけちゃった唐揚げみたいに」(巻真紀)
特に結婚までいくかと思った相手と突然の別れを経験した人や、結婚後にうまくいかなくなってしまった人など、「幸せは絶対じゃない」と気付いても、もう昔のようには戻れないことを悟ってしまった女性たちに、じわじわ納得できる言葉です。
■「この人には私がいないとダメっていうのは、たいていこの人がいないと私ダメ、なんですよね」(巻真紀)
バリバリ仕事もして、しっかり自立して、オトナの恋愛をしてきたつもりだけど、気がつけば相手に依存していたのかも‥‥という現実を突きつけられる言葉だと思いませんか。
■「キスしちゃったら駄目ですよ。いつキスしてもおかしくないぞの距離感を作るまでが女の仕事です」(来杉有朱)
そんな恋愛テクニックも忘れていた、という女子も多かったのでは‥‥。
■「私もずるいし、別府くんもずるい。でも、寒い朝ベランダでサッポロ一番食べたら美味しかった。それが私と君のクライマックスでいいんじゃない?」(九條結衣)
煮え切らなかった恋愛をこんなふうに言い切って終わりにできるのが、オトナというもの!
■「泣きながらごはん食べたことある人は、生きていけます」(巻真紀)
言葉どおり、泣きながら食事をした経験が一度や二度ではない女子を勇気づけたはず。
こんなふうに、人生の中でちょっぴり迷子になりつつある女性たちにとって、共感を得られたり、背中を押してもらえたり、忘れていた真理に気がつかされたりする名言が満載。はたして今週はどんな名言が飛び出すのか?