【Tシャツが乾くまで】“体の関係がなければ不倫ではない?”なモヤモヤ展開に夫婦問題評論家が指摘した「心の裏切り」
蒼井優主演ドラマ「Tシャツが乾くまで」(TBS系)が話題を集めている。ある事故をきっかけに、2組の夫婦の日常が崩れ、愛する人が隠していた秘密が次々と明らかになっていく本作。8月21日放送の第7話では、咲子(蒼井)は、夫の充(松山ケンイチ)から、毎月第3金曜日にコインランドリー会っていた、あずさ(夏帆)とはいわゆる不倫関係ではなかったこと、自分には「失踪癖」があることを明かされた。さらにあずさと会ってていたのは、相手に何を言ってもいい、嫌われてもいい関係だったと説明される。
しかし、肉体関係がなかったからといって、不倫ではないとすることには違和感を覚えるといった声が視聴者からは噴出している。2人はそれぞれの配偶者に黙ったまま、毎月決まった日に会い続けていた。そこには、夫や妻には打ち明けられない秘密があり、当人同士にしか理解できない特別な信頼関係もあったとい。肉体関係がなかったとしても、残された咲子とあずさの夫の樹生(中島歩)が深く傷つくのは当然だろう。
隠す必要があった時点で信頼を損なう可能性を感じていたはず
ある夫婦問題評論家は、現実の夫婦関係についてこう指摘する。
「法律上の“不貞行為”では肉体関係の有無が大きな判断材料になりますが、夫婦が感じる裏切りはそれだけではありません。離婚相談では、『体の関係よりも、自分に隠れて何度も会っていたことが許せない』『自分には話さなかったことを、ほかの異性には打ち明けていたのがつらい』『体のことよりもむしろ心でつながっていると言われたのがショックだった』という体験談も聞かれます。今回のドラマに照らせば、配偶者には話せない秘密を共有していた時点で、配偶者からすれば“もっと重い不倫”と感じても不思議ではありません。本当に後ろめたくない関係なら、なぜ配偶者にこれまで話せなかったのか。隠す必要があった時点で、夫婦の信頼を損なう可能性を本人たちも感じていたのではないでしょうか、となる気がしますね」
充は、あずさとは恋愛関係でも肉体関係でもないことから、自分たちの関係を単純に「不倫」と捉えることに違和感を抱いていたことも明かすなど、単純に「肉体関係がないから悪いことはしていない」という気持ちではないようだが、8月28日放送の第8話でも、関係修復には至っていない。9月4日の第9話では、はたして割り切れない気持ちでいる視聴者のモヤモヤをどこまで踏み込むような展開を見せてくれるだろうか。
(小津うゆ)
