芸能
2026/09/15 17:30
糸井重里77歳を“絵の修行”に駆り立てた「ちいかわ」の「魔力」とは!
芸能
2026/09/15 17:30
コピーライターの糸井重里氏が、人気キャラクター「ちいかわ」に夢中になっているという。しかも、ただグッズを集めたり作品を眺めたりするだけではない。原作者・ナガノ氏の絵を手本に、ちいかわやハチワレ、うさぎなどをノートに繰り返し描き、その成果を自身のXで公開しているのだ。
糸井氏は、この模写を「#ちいかわ臨書」と命名。「臨書」とは、本来、書道で手本を見ながら文字を写し、その筆遣いや形を学ぶことを指す。糸井氏は、ちいかわたちの丸い輪郭や目、口の位置を確かめるように何度も描き続けている。ページいっぱいに並ぶキャラクターたちは、かわいいというより、もはや迫力さえ感じさせるほど。投稿のたびにSNSでは「本気すぎる」「どんどん上手になっている」「ここまでハマるとは」と驚きの声が上がっている。芸能ライターも驚きつつこう話す。
「糸井さんといえば、これまで数々の名コピーを世に送り出し、『となりのトトロ』などスタジオジブリ作品のキャッチコピーを数多く手がけてますよね。ウェブサイト『ほぼ日刊イトイ新聞』を創刊し、ゲーム『MOTHER』シリーズの作者としても知られています。そんなふうに、長年、表現する側の第一線を走ってきた人物が、77歳にして『うまく描けるようになりたい』と練習を重ねる姿は、どこか新鮮です」
人を再び“学ぶ側”に立たせてしまう
そもそも、ちいかわの絵は一見するとシンプルだ。ところが、実際に描いてみると、わずかな線の角度や目鼻の位置によって、表情が大きく変わってしまう。その絶妙なバランスこそ、ナガノ氏の絵の奥深さなのだろう。糸井氏も描き写すことで、その秘密を探っているように見える。
有名人が描いたから注目された面は、もちろんあるだろう。だが、多くの人を引きつけているのは知名度だけではない。好きになったものをもっと知りたいと、夢中になって手を動かす。その無邪気さと探究心が、見る側の心まで明るくしているのだ。
年齢も実績も関係なく、人を再び“学ぶ側”に立たせてしまう―。日本を代表するコピーライターを絵の修行へ駆り立てたところに、「ちいかわ」が持つ恐るべき魔力が表れているような気がしてならない。
(小津うゆ)
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