フィギュアスケート世界選手権2017で大逆転優勝を華麗に決めて、ファンを歓喜させた羽生結弦選手。その人気は、シーズンオフになっても留まるところを知らない。
「5月9日に恋愛、結婚にまつわる情報サイト『セキララ☆ゼクシィ』が発表した、20代から30代の女性が選ぶ『結婚したい有名人ランキング2017』のスポーツ部門で、プロ野球の大谷翔平選手(5位)やテニスの錦織圭選手(同率3位)を抑えて、羽生選手が堂々の1位になりました。フィギュア選手としてすごいという枠を越えた好感度の高さが表れています」(女性誌記者)
ちなみに、2位はサッカー日本代表の長友佑都選手、同率3位は同じく長谷部誠選手だった。
テレビ番組でも周りを気遣う羽生選手の「神対応」が報じられたことがあり、世の女性はその人柄にも熱い視線を送っている。スポーツライターが語る。
「羽生選手が若い女子にとって身近なスポーツ選手になった証と言えるでしょう。もともとフィギュアスケートファンの年代は高めで、海外の試合会場を見ても中高年層が多かったですし、日本でも選手を追いかけて応援するようなファンは、時間的にも経済的にもゆとりのある中高年の人が中心でした」
しかし、羽生選手が頭角を現してからは若い世代の観客が増え、試合会場を見てもファン層が広がっていることがわかるという。
「羽生選手の演技直前に黄色い声援を送るなど、スケート観戦のマナーを知らない観客が増えたと報道されたこともありますが、これも羽生人気で若年ファンが増えたことによる現象。注目されるのは競技にとって悪いことではありません。今後もフィギュアブームは盛り上がっていくでしょう」(前出・スポーツライター)
羽生選手には、少しでも長く選手としてファンの熱い声援を受け止めてほしいものだ。
(芝公子)