6月23日、歌舞伎俳優の市川海老蔵が都内で記者会見を行い、乳がんで闘病していた妻・小林麻央さんが亡くなったことを報告した。
「麻央さんが最後に『愛している』と言ってそのまま旅立ったと明かして、海老蔵は目頭を押さえました。そして、『子供たちのことが心残りだと思う。できる限りのことをやっていく』と気丈に話していました」(女性誌記者)
海老蔵の搾り出すような言葉に、会場からすすり泣く声も漏れたが、中でも報道陣は“あるコメント”に注目したという。
「『決してぶれず、どんな時でも自分より相手を思いやる優しさがあった。僕を変えた奥さんだった』というコメントです。この“僕を変えた奥さん”という言葉の意味が深すぎると話題になりました」(前述・女性誌記者)
一体どういうことなのか。
「2010年に結婚した直後、いわゆる『海老蔵暴行事件』が起きて、麻央さんも報道陣に対して謝罪しました。そうした夫のダーティなイメージと生活を180度変えたのは麻央さん。昨年6月にがんであることを公表、ブログを始めてからは、愛に溢れた家族であることが世間に浸透した。夫についた過去のマイナスイメージは払拭されました」(前出・女性誌記者)
今年の1月9日に放送された「市川海老蔵に、ござりまする。」(日本テレビ系)が麻央さんの最後のテレビ出演となった。
「今後、麻央さんの闘病に密着したドキュメント番組や書籍、ドラマ、映画化の動きもあると言われています。こうした動きが進めばいっそう『海老蔵=良き父』というイメージが定着するでしょう」(広告代理店関係者)
どんな過酷な状況にあっても、自分より相手を思いやる優しさがあったという麻央さんに、心から哀悼の意を表したい。