熱戦が続く15年フィギュアスケートのグランプリシリーズ。前人未到のグランプリファイナル3連覇に向けて期待がかかる羽生結弦選手だが、今年は昨年よりも苦しい戦いを強いられることになる。あの選手が帰ってきたからだ。
「今シーズンのグランプリシリーズは、女子シングルの浅田真央選手同様、五輪後休養していたパトリック・チャン選手が1年ぶりに復帰したのです」(スポーツライター)
1年間休養していたパトリック・チャンは休養期間中、スカイダイビングをはじめ、スケート参戦中にはケガを恐れてできない体験を数多く行うなどして充電期間を過ごしていたという。
「とはいえ、チャン選手の休養の大きな要因は13年から14年のグランプリファイナルとソチ五輪で羽生に敗れたこと。休養期間中も羽生のことを意識していたのは間違いありません」(前出・スポーツライター)
先日のカナダ大会の前には現地紙のインタビューで、参戦しなかった昨シーズンのグランプリシリーズの試合は、男子シングルは観ず、羽生とフェルナンデスの2選手の演技だけYou Tubeでざっと観ただけ、と告白している。
「さらに、『ソチ五輪以後、素晴らしい成功を遂げ、スケート界に君臨し続けた選手(羽生)と、1年間休養し、違う方法で素晴らしい成功を遂げた選手のどちらがどうか、大いに比較してほしい』と語っています。スケートをしていただけでは得られないさまざまな経験で、演技をさらに飛躍させられたと→自信を持って今シーズンに臨んでいるのです」(前出・スポーツライター)
氷上の熱き戦いに注目だ。