モデルたちの間で、人気の野菜があります。それは紫色をした「ビーツ」。ロシア料理のボルシチに入っている野菜で、日本では「甜菜(てんさい)」として、砂糖の原料としても知られています。
このビーツ、実は健康フードとして、モデルの高山都さんが手料理に使っていた他、同じくモデルの蛯原友里さんがOisixとコラボしたサラダに取り入れられているなど、いま注目を集めているのです。では、ビーツには一体どんな栄養があり、どんな美容効果があるのでしょうか?
ビーツは「食べる輸血」といわれ、マグネシウムやカリウム、鉄などの他、ビタミンや食物繊維なども多く含まれているのが特徴です。さらに、「ラフィノース」というオリゴ糖も含まれているといいます。
関西医科大学小児科と森永乳業株式会社栄養科学研究所が行った実験結果のレポートによると、ラフィノース添加カゼイン分解乳というものを飲んだ後、善玉菌であるビフィズス菌の数と占有の割合が増加し、悪玉菌は有意に減少したそうです。
これは、ラフィノースのビフィズス菌増殖作用によるものだと考えられました。つまり、ビーツに多いラフィノースには、善玉菌のエサとなるビフィズス菌を増やす働きがあり、腸内環境を良くする働きが期待できるというわけです。
このように、ビーツは、ボルシチだけじゃないんです。高山都さんは冷製スープにしていましたし、蛯原友里さんがコラボしたサラダは、桃に似た果物ネクタリンと合わせてデザート風にしていました。こんな風に、煮物やサラダなどにサッと加えてオシャレに料理できるのも、きれいな紫色のビーツならでは! ぜひとも、食卓に取り入れてみるのもよさそうです。