「羽鳥慎一 モーニングショー」(テレビ朝日系)で迷言を繰り返してきた元プロ野球選手でタレントの長嶋一茂が22日の放送でもやってくれた。
問題となったのは、番組の後半、気象予報士でタレント・河波貴大の“かわなみ天気ショー”。河波が普通に天気予報を伝えていたとき、突然長嶋が「河波君、なんか今日、目が合いますよね。なんか文句あんの?」と切り出した。河波は「文句ありません。たまたま……ですね」と返答すると、長嶋は「なんか、ずっと目が合っているから、なんか俺に言いたいことあんのかと思った」と続けた。すかさずMCの羽鳥慎一が「お伝えしようという気持ちと、あと警戒感からです。防御態勢です」と河波をフォローすると、長嶋は「猿じゃねえんだから」と笑いながらも少し声を荒らげた。
視聴者は「いきなり『なんか文句あんの?』なんて、まるでチンピラみたい」「猿より一茂のほうを警戒すべき」「(暴行事件の)日馬富士並みの品格」など嫌悪感を示した。
実は「なんか文句あんの?」発言の前にも、テレビ朝日の解説委員でコメンテーターの玉川徹氏に皮肉を言う場面があった。あらましはこうだ。大相撲の元横綱・日馬富士の暴行事件を受けて、日本相撲協会は21日、暴力問題再発防止に向けた研修会を開催。番組では過去の研修会の一部をVTRで紹介し、そのなかには力士が守るべきマナーとして「青信号になってから渡りましょう」というものがあった。
「青信号に関して玉川は、交通ルールを守るということより“我々は常に見られている”ということを意識しなさいということだと持論を展開したあと、長嶋に向かって『赤信号でも渡ることがあるんじゃない?』と振りました。長嶋は即否定しましたが、『赤信号でも渡るって、言ってほしかったの?』と、むくれ気味。玉川は冗談のつもりだったと思いますが、長嶋は自分がバカにされたと感じたようですね」(テレビウォッチャー)
正直な発言が物議を醸す、珍しくも貴重なキャラだ。
(石田英明)